くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

日本の自治体に巣食う前例主義

筆者が、最近よく聞くようになった前例主義という言葉、皆さんも菅政権に変って積極的な改革がニュースで流されるので、お聞きになっていると思いますが、学術会議のメンバーを前例に倣って通そうとしたら通らなかったとか、印鑑廃止施策を打ち出した途端、前例に違う政府の方針に協会が猛反発したとか。

多くの既得団体が、まさか安倍前総理の引き継ぎで首相になった菅野総理が、ここまで旧体制を変えにかかるとは、思いもしなかったのか、何ら警戒もされずの間に一気に始まって、より新政権の本意を明確に打ち出してきました。

 

私たちの社会は、安定しているのが最も心地よいもは当然ではあっても、気の緩んだ間に悪用したり私物化するくらい者も出てきます、そのアウトギリギリの私益化を政府や国民は見過ごしてきてしまった結果、勘違いする団体の意識を正すことになったわけです。

安定した立場や環境が一旦固まると、それを前例=成功例と極解して聖域化、それを正すことが異常であるかのように、問題化させるとそれに事なかれ主義の政府自治体は、折れてしまう慣習によって、多くの優秀な改革案が頓挫する憂き目となりました。

 

先日自治体の改善例として北海道の改革例を特集してましたが、北海道も広大な自然資源が仇で財政難が続いた中、若い知事が多くの前例を打ち破って、観光事業を活性化したり高齢者住宅地のコロニー化をまとめたり、成功例も出始めているようです。

もう皆さんは、ウイルスによって身の回りの生活環境が、前例主義のままで正常に回らなくなっているのを、体験から知っていて、ありがたがっていた前例主義環境がむしろ、負担に感じるシーンが多くなった実感をお持ちでしょう。

 

しかし、それでも高齢者中心に慣れた環境から抜けられない人も多いのも事実で、安倍政権下では保守前例主義の世代交代で淘汰されるのを、耐えてきたと言えますが、菅新政権の時代にはようやく改革派の自由な動きを支持する国民も増えてきました。

前例主義者の国民も、社会パニックによる生活苦難を体験し、譲歩せざるを得ない空気になってきたと言えますし、菅総理はその空気を見逃さなかったということで、今後どれだけの無意味な前例が淘汰されるか、楽しみですよね。

 

それだけ国民がオールドメディアの偏向報道に、振り回されてきたと言えるのではないでしょうか、しかし煩雑だと揶揄されたネットの報道やドキュメンタリーが、放送業界のタブーや禁じ手を破って、しがらみ無い報道を可能にしました。

さらに海外メディアの日本語解説なども増えたり、SNSやネット報道を賢く検証に使う習慣ができるようになったことで、多角的見聞を持てるようになったのも大きいのではないでしょうか。

 

その結果、まだまだ全員がと言うわけにもいかないですが、一部の気づきが徐々に影響力を持って、オールドメディアの情報を鵜呑みにしなくなってきたし、前例主義の慣習には看過すべきでない事例が少なからずあるという現実を、見て見ぬ振りが出来なくなってきたのでしょう。

今後さらにここ100年ほどの過去から、日本のアイデンティティを薄れさせながら、西洋化そして民主化と見せかけた共産思想の 刷り込みに気づき、日本人が本来大切にしてきた愛国心を見直す大きな転機になりつつあります。

 

前安倍政権では、未来志向が曖昧で終わってしまったり、正しい政策への反発勢力が大きかったことで実のある成果が出ませんでしたが、それを引き継ぐ菅政権は実利に重きを起き、実効性を重視しています。

日本は真に日本人による日本人のための政策や改革を、ようやく本気で進めるだけの気概に満ちつつあるようです、まだ多くの旧態依然のタブーや圧力が、日本らしさを阻もうとしているようです。

 

それは、私たちの中にある事なかれ主義の盲信や、世界に通用しないガラパゴス制度やルールを立ちきれなかったツケでもあると思っていますので、今からでも巻き返しは十分間に合います。

新しい世代にも、これまで理屈に合わない大人の事情で押し通しできた我を捨て、子供でもわかりやすく納得される社会づくりを実行できるように、言うべきことは言動で示し納得のいくよう粘り強くこだわって、結果を出せるように助け合う、これが日本らしさだと信じたいですね。