くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

自動運転と支援運転システムの違いに見えること

東海地方は静岡県を含めれば愛知県と合わせて自動車産業に大きく関与し、産業収益全体の比率も大きい地域である以上、自動車のIT化と自動運転化の課題については、最大の課題と言って良いでしょう。

主に海外の4大IT企業と中国資本の影響力が大きいと言われる、未来の移動体のあり方を左右する「自動運転システム」の市場として、自動車大国の日本がどこまで影響力を持てるか、国内大手トヨタ自動車を中心に、他の自動車企業や総合的な意味で参画する関連企業による、都市規模でのシステム開発が、進行しています。

 

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ADAS(先進運転支援システム)の開発に必要な基本情報の全て | 自動運転・ADAS技術のZMP

 

その課題として規格の覇権争いはあるとして、もう一つの課題にある技術的課題には、倫理的に自動運転システムを、完全自動化すべきか否かという根本問題があり、現在日本では完全自動化でないADASの方向で方向性がまとめられています。

この根拠としては、人による自己防衛本能の壁が解決解決されるまでは、AI進化の論議でも起きているシンギュラリティと同様に、人による判断が最終的に不可欠であるという結論が、全ての未来技術の大前提ということです。

 

しかしながらこの大前提は、未だに人類絶対的共通項では無く、この流れを生み出した一部のスターターにとっては、人智の介入を否定した技術の普及を正当化する未来像を描くものも少なからずいると言うのも事実のようです。

この2者による覇権の行方は、私達の民主的意見が及ぼせる範疇にあるかどうかは、補償されていませんが、日本企業が持ちうる技術力によって多くの貢献ができる以上、何とかしてより民主的な未来に貢献できるよう、努力すべきでその使命感を企業に求めて行く事にブレる必要は無いでしょう。。

 

日本の示してきた高度なテクノロジーの開発スキルは、これまでまたこれからも決して華やかな扱われ方をしないかも知れませんが、地味にも確実に世界の未来を支えて行くだけの実績は、今後も維持可能なものです。

しかし、昨今西洋列強諸国または大国になった中国による、搾取や抜き取り行為は今後も注意して実を取っていく戦略が必要です。

 

政府の中に、その結束に対しどれ程の抵抗力が存在するかは明かされませんが、その抵抗力をもかわしながら、使命を全うする民間や企業がどれ程生き残れるかを、冷静に見ていかなければなりません。

世界の経済発展において、自動車の目的や在り方が似て非なる大きな変化である事を、この産業に関わる人以外であっても、意識し未来の一つの形の表現として見る目を持つことは、未来に生きる者としては、欠かせない基礎スキルです。

 

この精神性とスキルが、これまでの日本人が築き上げてきた実績を支えているのは事実であり、何よりも無くしてはならない日本の存在意義でしょう。

これまでの国民が、技術以外の仕事に就いていたとしても、その技術力を保護し育てる気質が継承されてきた日本は、天皇と言う権威以外は平等であると言う、理想国家観の継承によって発展してきた大きな財産でした。

 

今後、ますます横文字が増えてその言葉に含まれる、聞き慣れない概念意図が、私達の生活に溢れてくる事態を避けられなくなりますが、そうした環境に順応していく事が日本の存在感を表すためには、地味でも思った以上に大事なものになってきます。

技術力で世界に評価されてきた日本にとって、今後もその評価によって存在価値を維持する姿勢は引き継ぐべきですし、そのためにはその自負と相応しい姿勢から、ブレない日本人でありたいですし、この世界観の継承だけが、この国の存在証明になることを忘れて未来は無いでしょうね。。