くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

誇れる日本技術産業と、超えられない壁

もうライフワークと言っても過言でない、国産ジェット旅客機の行く末を追ってはや5年以上が経ったのですね、色んな意味で感慨深い思いですが、この話題を追うことで大きな学びを得たのも事実ですすし、日本の背負う見えない壁への課題も見えてくるのですね。

ここで言うまでも無く、私たち日本人の技術的な世界貢献は、時として低評価だったこともあったかもしれませんが、そこにくさらずに向上を怠らなかった事実は、日本人同士をつなぎとめる磁力のようなものだと自負できます。

 

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元三菱MRJ、今はスペースジェット、超残念なことになっちゃうかもしれません~ | 自動車評論家 国沢光宏

 

 しかしながら、いよいよ経済活動の停止時期があまりに長すぎたために、製造元企業の三菱航空機の開発部門縮小を決めざるを得ないようで、その結果少なくとも国産ジェットの量産機が世界の空を飛ぶシーンは、当面なくなるそうで残念です。

まだまだ希望は捨ててはいませんが、長い間の保留は復活さえ困難にさせ、技術の伝承と多くの飛行実験の実績を無力化させることになりますが、今後前向きの行動でどこまで開発技術が他の製品に転用できるか、その現実的な可能性に期待するべきかもしれません。

 

少なくとも、筆者の思いには地方創生と重なって始まった長年の日本の夢は、大きな支えになってきましたが、それが単なる幻想だったとはさすがに思わないにしても、引き継げるかどうかの問題は、思った以上に困難です。

部外者の筆者がどれほど気をもんだとしても、どうなるものでもないのでしょうが、日本をなんとか盛り上げるために、企業の存続以上に国内の人々の思いへも努力してほしいとせつに願います。

 

可能な限り、国産旅客ジェット機としての使命を果たしてほしいのですが、世界ではあの悪名高き各弾道ミサイルさえも、より実用性を高めるために、保有国ではいまだに威力の小型化が研究され、小規模の破壊力を持つことで、使用後の放射能汚染からの影響力を最小限にする改良がされているそうです。

日本政府は、技術資源をどこまで集中的に保護しようとしているのかは、なかなか見えてこないのですが、武器開発ならともかく民間利用の技術に積極的に保護すべきですし、それが他国の圧力があっても国内限定で活かす選択肢もあって良いのではないでしょうか。

 

まずは、最終目標を実機化・量産化を目指すべきで、その後海外へ拡販できる機会を得たならば、その時点で改良をすれば良いことですし、少なくとも丸ごと技術を放棄すべきではありません。

日本はかつてのように潤沢な人材や予算を取れない現実において、かしこくやりくりする方法は、もっとも日本が得意とする知恵ではないですか。

 

様々な国際事情や利権が障害になっているかもしれませんが、それを理由にしてばかりならば、そもそも日本の存在価値など量れるわけがありませんし、何時までたっても日本は世界市場からお子ちゃま扱いされ続けるでしょう。

それの克服には、国民の努力の前に姿勢をしめす政府・行政の示すべき行動があるはずですし、その日をじっと耐えながら天皇陛下もすべき事を全うなさっているはずですから、任命された公僕たちはそれに応えるべきです。

 

国民を下僕の様に扱うかのような、行政をしているように見えるのは、極めて甚だしいことですが、任命者の天皇から与えられた責任を、うわべだけ見せて保身しか保てない愚かな姿は、それ以上に見るに堪えません。

国民も守ってほしいのは本音ですが、同時に基幹産業も国の威信をかけて保護してほしいし、海外からも協業を得られるようマッチングしていただきたいと、この国産技術危機を見たときに、書かずにはおれませんでした。