くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

かつての花形産業が機能停止する、感染試練に学び行動すること

 グローバル社会に向かう日本にとっての存在感や”らしさ”の象徴として語られるのは、ここ70年ほどの戦後から経済成長期~安定期で、公共工事交通機関の整備と自動車の普及でモノやヒトが流通し、発展できました。

その急成長の象徴として電車・バス・タクシーの充実がありますが、その急成長神話はもろくも今窮地に立たされていて、そもそも人が隔離されて出回らない中で、運送業にモノ以外の利用価値は無くなり、いくつかの国の保護を受けてきたタクシー業界は。今後のあるべき姿を見失っています。

 

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最近ではようやく、宅配代行や福祉関連で活路を見出しながら、激減するだろう従来の需要に変わるタクシーの在り方を探っていかなければなりませんが、今後IT技術の進歩普及で、自動車そのものが変わり、人材が必要とされなくなるなどの、働き方改革にも課題を残すだけに、製造業と併せてかつての花形産業は、今後最も大きな変革を求められます。

国や大手企業集合体、大学・研究機関総出で、あるべきインフラのひな形開発を進めてはいますが、今回の有事によってことのほかその解決への期限が短くなると予測されており、海外の状況とはかなりの遅れが生じそうです。

 

こうした運送業で見るような、これまで経済成長を引っ張ってきた産業は、想定されなかった戦争以外の有事によって、もろくも弱点をさらしてしまいましたが、これからは世界は激変するといわれた意味が分かったように思います。

これからは急速に、アメリカ・中国がしのぎを削る、IT・医療産業とそれを支えるVR(仮想現実)AR(拡張現実)インフラ実現が、前提の社会構造に持っていかれ、災害・戦争など突発性のトラブルに、大きな影響を受けない産業・社会構造の構築のみが生き残る時代になりそうです。

 

いぜんからも、こうした予測は多くの人に予測されてきましたが、イマイチピンと来ない人も多かったと思いますが、今回の世界規模の有事によって、なぜ急激にIT・医療関連が注目され出したかの意味を悟った人も多いでしょう。

さて、気づけたとしても人口減少は確実に進み、資源も枯渇してくるとされる今において、かつての様な特需・景気を起こすことは可能かどうか、しかし私たちは前に進むしかありませんし、戦後の日本もそんな空気で始まったはずです。

 

そう思えばまさに今は”どさくさ”の時期であり、当時の何でもありな時代では無いにしても、ヤミ屋でも開かないと成長は難しいかもしれませんが、もちろんできませんし成功もしないでしょう。

日本で出来るのは、従来から持っている世界に無い日本人の特性をいかして、官民学が結束し相乗効果をまして、急成長を図るほうが合理的でしょう。

 

まずは、国内規格での運輸管理の実用化を、かつての様に国策で進めないと間に合いそうもありませんが、その特需に関して今のところ有効な動きは殆ど見られませんので、いかに限られたマンパワーと開発力を集中できるかは、平和に慣れてしまった今骨の折れることでしょう。

それでも、まだまだ日本には勤勉さと研究熱心さという、世界にも誇れる資質を多く残していますので、少子化とは言え今ならまだ新しい波に乗れるチャンスはあるでしょうから、オリンピックや観光も大事ですが、政府もむしろITベースのインフラ整備・生産業に投資し、教育も加速していかなければなりません。

 

この進行には、成熟しきった影響力のある企業や団体、海外企業との政治的な軋轢などの当時無かった成長社会故のハードルが多々控えていますから、簡単ではないでしょうが、ここはどこかの傀儡国としてだけ生きる選択を弱める絶好の機会です。

政治や行政機関が、二分三分されてもどこかで結束している思いたいですし、日本として独自の主張を世界にアピールできる影響力も、まだそこそこあるはずですから、現政府では間に合わないかもしれませんが、次の政権へ移る時にはその前提で結束できる組織にしたて上げてほしいものです。

 

そのためにも、私たち国民が迷走するメディアや一部の混乱を仕掛ける者たちの行動を監視し、声をあげてありのままを訴えなければなりませんし、情報共有をしていかなければいけません。

これだけ発達した情報網を、あらゆる方法で有効活用しながら、これからにも対応する市民による課題監視のテレワークを意識していくべきで、既にもう動いている国様にアクションを始め、実質無意味な感染者の数を数えている時ではないはずです。