くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

「しかたない」が慣習化することの恐ろしさ

愛知県でドライブスルー検査を検討する発表がありましたが、みなさんPCRドライブスルー検査 を積極的に受けようと考えていらっしゃいますか?

筆者の住む名古屋市でも県の要請から、検討に入るという時期が出ていましたが、この誤認性の高く残るPCR検査をしたことで、さらに不確定要素が増してくるきがしてなりません。

 

www.nikkei.com

愛知でドライブスルー検査 名古屋市内に開設検討 :日本経済新聞

 

 PCR検査は多くの方がご存知の通り、未だ新型(中共)ウイルスのワクチンが無い中で、ウイルス感染の陽性・陰性を分けるための検査ですが、他にも実施されている検査があって、その一つでしかありません。

加えて政府が検討しようとしているのは抗体検査というもので、これは実際に感染した人体の拒絶反応を調べて、抗体の有る無しが判ることから判別制度を高めようとする狙いがありますが、そのどれも完全でなく一長一短あって、複合的に確度が高まる保証は無いものです。

 

ただ、病院側が引受数の限界から、さらに受け入れ制限をかけざるを得ず、抗体をもつ者は陰性と同等の扱いをする目的で検討されているそうですが、医療側では現場サイドがパニックになっているだけで、日本医師会などは妙に冷静で他人事のようにふるまう姿に違和感があります。

ここで冷静になって見返してみると、今回の新型はワクチンが見つかっちないものの、例年感染者が現れるインフルエンザなどの既存の感染症より死亡率が低く、このウイルスのおかげで今年のインフルエンザ感染が激減している点など、はたしてここまで外出規制をするものだったったのか、疑問は残るわけです。

 

この大騒ぎは、情報を早期に仕入れ政府がさっさと対策に動いていれば、ここまで大騒ぎにならなかったと思えないでしょうか。

台湾は、たまたまWHOに加入を許されてなかったことで、自力で情報収集や感染対策をせざるを得ず、結果世界でもっとも適切な成果を示せましたが、本来は発信元の中国共産党政府が、早期に情報公開し、WHOがそれに従っていれば起きませんでした。

 

また、その遅れに加えて各国の政府が、油断や侮りによって結果被害を甚大にしてしまったことの方が大きかったのではないでしょうか。

この事例からも早期情報公開と対策の指針においてWHOは、まったく機能していないだけでなく、むしろ感染拡大に貢献したと言っても過言では無いことは、誰にも明らかです。

 

その怠慢に、WHO加入国政府も輪をかけて行動を遅らせた結果であり、経済被害については各国でそれぞれ尻ぬぐいしなければならないにしても、多くの人が犠牲になったのは初期対応を誤った組織にたいして、刑事的責任は問わなければなりません。

そのどさくさの最中に、単なる外出規制で時間稼ぎをせざるを得なくなったこと、不確かな検査や治療法で対応せざるを得なくなったのは、私たちの根本的な不安の解消には何ら貢献するものではありませんでした。

 

その間に、多くの法や行政に関する決定や施行がどさくさに紛れて実行され、お金の流れが止まり経済が止まっている間に、新しい働き方や風俗パチンコなどの社会悪意識が高まるような、業種選別が一気に加速し足りしています。

一見やむなしに見える状況が起きている間に、きちんと考えて決めなくてはならないことがあれよあれよと進んでいき、直ぐにでも実行しなければならないことが、なかなか進まない現象は、何が原因で起こるのでしょうか?

 

それまで政府は、税を上げ経済優先し福祉後まわしの緊縮財政を最優先させてきましたが、この有事になって企業選別を加速させ、経済保護を制限しながら生活保護限定をゆるめません。

これは、従来から日本の行政に綿々と続く、縦割り組織の官僚による行政機関主体の管理体制が極まっている事を意味しますが、この領域は国民が直接介入できない領域で、本来政治家がコントロールすべきですが、その政治の影響力があまりにも小さいことを示しています。

 

こうした有事においても、かつての戦時の有事の際にも同様に、政治は軍事機関などの行政や官僚によって、国民の総意とは大きなズレをものともとせずに、責任も問われることなく進行していくことがよくわかると思います。

今となっては、今回テーマにした医療についても同様で、実際に動いているのは感染に係る医療現場の専門家だけであり、それ以外の医療団体や関連行政機関も、ごく一部の専門家と現場の人しか、追い込まれていません。

 

護られた立場の官僚や団体組織が、それぞれの分野で現場の状況を理解できない立場の人々が、命令系統にいながらも専門性を持たないゆえに、緊急性も正確な指示も出来ていない体制が、普段だけでなく有事にはより際立って遅れやしわ寄せに出てしまっている。

今は人命においても経済危機にしても、待ったなしの有事なハズなのに、国民の矢面に立たされる政治家や自治体担当の右往左往する姿だけが、妙に目立つだけで実態は肝心の司令塔のレスポンスが悪いがために、多くの努力が無駄に期しているというのが、今回の有事体験で、身に染みて解った事実でした。