くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

偏った意見と二択の相関性

解りやすい選択肢を目の前に提示すると、どうしても選ばなくてはならないと、反射的に行動してしまうとしたら、良く考え直してほしい。

後出しジャンケン側は、多くが確信犯で後出しし、先出しの逆を出すわけで、この勝負を勝ち負けと周りが見てしまえば、ゲームが成立してしまいますが、これはフェアなゲームでは無いことがわかると思います。

 

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検査拡大を訴える大谷クリニック院長が『モーニングショー』から消えた! 上念司の卑劣”デマ”攻撃、検査不要派とネトウヨの電凸が|LITERA/リテラ

 

上の記事は、注目の経済ジャーナリストの意見を、不確かで誹謗中傷すると訴える記事なのですが、この手の記事は後出しジャンケンのそれと同じ行為であると言えます。

たまたま筆者は、このネタ元の発言番組を見ているので、いかに上の記事が肝心な根拠を省いて都合のいいところだけを引き合いに出して、相手を貶めようとしているのが、分かったのですが、その経緯を知らずにこの記事を読むと、後出しジャンケンの罠にハマることになります。

 

筆者は、特別どちらに偏るつもりは無いですが、普通に読んでもこの記事には不自然な論拠が点在していて、こういう記事は十分注意して読むようにしていますが、売名行為やバックにスポンサーが付いていて、忖度された意見が一般に流通する事実に注意が必要です。

またこの例のような後出しジャンケン型の論理は、無責任な場合が多く、数字や統計の根拠を追っていくと、都合の良い解釈をとっていたり、酷いのになると言葉のアヤだけで言い負かそうとするものまであって、稚拙としか思えません。

 

 否定はこの辺にとどめておいて、それではどうすればこうした情報のトラップを回避できるのかを考えると、少なくとも特定の新聞たTVだけで状況判断しないのは基本です。

ところが現実的には情報源を一旦決めてしまうと、いつまでも使い続けてしまう人がどうしても多いいようで、これはある程度生活に選択肢が採れない人には仕方ないことかも知れませんが、厄介なのは日本ではこの立場の層が厚く、メディア側の情報サンプルを集めやすい現象が起きているという点です。

 

それを受けて、せっかく複数の情報選択が持てる層にとっても、その多くが偏ったサンプリング情報でしか材料を取れないことで、客観的な比較検討が出来にくくなっているという悪循環にハマっていることがあり得るのです。

例えば、ここ数ヶ月日本のウイルス対応評価が、遅れているから適切だったと転換しつつある現象が見られ出していますが、世界では常識化しているマスク着用が、国内で徹底されていないという矛盾を起こしています。

 

加えて日本政府が判断の主根拠にもする、WHOの判断とは真逆に規制を緩和し始める動きは、国内の人には混乱を招きかねない転換で、この判断はある意味多くの人が待ち望んだ転換点ではあるのですが、それ故に一時的な回復を材料に即決を急ぐ判断には注意が必要です。

そして、こうした転換期にはどうしても気がゆるみやすいですし、事実と違った収束感が一気に広まり、それに絡むように中共の印象転換行動や、大手企業の減収回避の情報が一気に常習化が進みそうで、筆者は尻込みしそうです。

 

金融面でもこの転換現象は顕著で、原油先物価格下落も深刻な一方で、株価や金融商品の異常な下落も下支えが始まっており、テクニカルではプラス転換の動きが見られ出していますが、これはウイルスショックを景気下落に利用したい派と経済効果に転用したい派の力関係が、そろそろ転向仕出したサインともとれます。

これを受けて、後者が巻き返しに出るのは目に見えていますので、その手段として手段を選ばないとすると、まだしばらくは多くの一般資産家が彼らの利食いに巻き込まれる状態が続く可能性が出てきてくるでしょう。

 

好転するにもそうで無いにしても、体力勝負の時期に入ったことは間違い無さそうですので、それぞれの資産状態によって行動は様々ですが、自身が取るべき行動は資産運用を慎重にしたいものです。

少なくとも、解りやすい情報には特に慎重に振り分け、安易に引きこもるのも最善とは言えないこの微妙な時期に突入していることを、意識してこの稀有な状況をぞんぶんに味わい、有効な経験値としてバネにできるよう、集中しましょう。