くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

自分の立場と他人のそれとの確執とあり方

今回は、私たちの生活の根本さえ大きな影響を与えるようになったSNSを始めとするニューメディアと日本でも馴染み深いTVなどのオールドメディアに流されるニュースと、生活への影響について考えます。

前者は後者に比べて、個人の生の声や編集フィルターがかかりにくい一方で、情報量が多く多岐に渡る傾向があり、どちらか一方に絞るのに苦慮しがちですが、2種の選択ができることで、都市部・地方部関係なくほぼ同時に、均等な情報を共有できるようになった恩恵は大きいでしょう。

(暫定的にネットメディアをニューメディア、TV新聞をオールドメディアとしていますが、命名根拠に他意はありません)

 

www.cnn.co.jp

CNN.co.jp : トランプ氏の「国へ帰れ」発言、下院が非難決議を可決

 

しかし、今まで一方的に整理・編集され流されたオールドメディアでの情報に慣れている私たちが、膨大で未編集のニューメディアの情報に慣れるのには、人によっては時間がかかるもので、大きな誤解や齟齬を生み出しています。

ニューメディアの情報拡散力は凄まじく、この影響を恐れた中国は厳密な統制を行ったり、本場アメリカではメディア全体で情報操作合戦が横行していて、それらが原因でネット=怖いという印象を持たれる方も少なくありません。

 

中国の様な日本と異なった体制の事情は置くとして、アメリカの状況は日本に影響を与えやすく、上記事のような大統領バッシングのような大手メディアVS当事者のような図式も国内で散見されます。

日本人はどうしても受けた教育によって「一つの正解」をメディアに求めてしまいがちですが、実際に正解は一つであることは皆無に等しく、むしろ相対的な場合がほとんどなので、受信者側のスタンス次第でいかようにも解釈できてしまいます。

 

情報を扱うアナウンサーや専門化でさえ、調査不足や取り扱いを誤っているケースは頻出していて、よもや情報の専門スキルを持たない私たちはさらに輪をかけることで、ネットで炎上したり些細なことが問題になりがちなのも、しかたないことでしょう。

ただ、それでは収集がつかなくなってしまうので、少しでもできることから情報収集力や判断力を高めていくしかありませんが、まず発信側には正確に伝えようとする者と、意図的に編集する者が居ることを知っておく必要があります。

 

特に後者は、政治から生活まで多岐にわたり混乱の元を作るのが仕事なので、そのテクニックも半端ではありませんし、前者との見分けもより困難になっていますので厄介ですが、この見分けには必ず複数の記事を比較は必須ですが、これに慣れてくると特定の文言や言い回しに不自然な箇所を見つけやすくなります。

最近では、白を黒に変えるほどの印象操作も珍しくありませんので、重要だと思う記事だけでもいいので、丹念に一通り読み込んで比較することをオススメしますし、読み込む力が仕事や生活に様々役立ってくるので、決して時間の無駄でないことを書いておきます。

 

結局「情報操作」や「印象操作」の類は、受け側に問題を求められやすくなる風潮がありますので、自己防衛の意識は不可欠ですし「情弱」などの差別にさらされないために、普段から頭を柔らかくする訓練は積極的にしたいですね。

受けた情報が偏向的なのは発信者側の問題ですが、一方で受け側のバイアスになりやすいのは、立場によって偏った解釈をしがちな点は自ら律する習慣をつけるしかありませんが、執拗に答えを一本化する癖だけは無くしたいものです。