くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

地域観光、外国人から見た視点を見直そう

 地域まちおこしにでもっとも重要なのは、地域それぞれが独立採算でどこまで活性化できるかにつきますが、その手段の一つに地域観光があります。

今のところ概ね訪日外国人には、日本独特の文化歴史に前向きな印象を持たれれおり、追い風になっているのは間違いなさそうですが、その追い風さえ捉えられず思うような結果が出せないと焦る地域もあるようです。

 

 下のリンクは、訪日外国人の目線を軸に、国内の様々な評価が参考になると知られる「ここがヘンだよ」シリーズの一つですが、おそらくうまくいっていないとお感じの地域の方が、もっとも気にする外国人の感想が端的に確認できるサイトとして、きっかけになるものです。

あくまでもこれはきっかけであり、こうしたサイトの意見を参考に、独自の調査を必要とするでしょうが、担当者の意識付には良いと思い紹介しました。 

 

tripeditor.com

ここがヘンだよ。外国人に聞いた、日本の好きな・嫌いな観光地 - TRiP EDiTOR

 

 地域の生活が優先される以上、その手段の一つとして外国人に協力を求める以上、彼らが労働・観光いずれに貢献してもらえるのかは地域事情によります。

その方針を考える上で、今政府が後押しする外国人への施策が、東京をメインにした経済成長を前提にしていて、その延長線上で地域へ分散させる順序で進めていることを踏まえて独自行政を組む必要があります。

 

幸いなことに、上のサイトで見る限り外国人の意識は、東京の利便性意外の旅行の満足度や嗜好は、地方に目が向いていることは概ね間違いなさそうで、外国人に評価する高い日本のおもてなしは、東京に限らず全国共通だと認識されてきており、観光の多様性を地方に求める人がアジアの人々中心に拡大している好機を逃す手はありません。

 ただ、地域の資本力や人材力によって、できる範囲は様々なために、地域格差が生まれる現状はあるにしても、地道な地域の特性を洗い出し、産業と観光の軸を統一する好機となるだけでなく、住民の意識統一の良いきっかけになるよう工夫する自治体も増えています。

 

地域格差が、経済効果に大きく影響する事実は避けられないにしても、その予算に合わせて優先順位を待ちぐるみで合意する意識付次第で、量的な不利はあっても質的な不利は埋められると考えられます。

要は経済力を理由に行動しないというロジックが、もっとも地域を疲弊させるものである以上「飯は食わねどたか楊枝」の浪人でも武士の気概は、冷え込むとやたら広報される地域アウェイの空気を好転させる意識になるのではないでしょうか。