くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

新しい元号の年に。自動運転でオールジャパン加速

日本国内の自動車メーカーにとっても、元号も新たな本年はグローバル社会に向けて、大きな見直しが期待される年でもありますが、日本人の繊細なニーズ・感性に応えるべくして膨大な企業が生まれ消える中で、その数ほど国際社会に上手く順応できていない企業も、組織体制の絞り込みや言語対策、なにより海外市場への参入の課題をクリアしていく年でもあるかもしれません。

その流れを代表的な大手企業が先に牽引すべきところで、企業間の連携が進みませんでしたが、機動力のあるIT業界から連携が始まり自動車産業でもその動きが見られるようになっています。

 

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ソフトバンク・トヨタ合弁にホンダと日野が出資 日本連合で巨大ITに対抗 - SankeiBiz(サンケイビズ)

 

スポーツの話題では、オリンピックなど世界規模の大会で「オールジャパン」となって、一流選手がタッグを組んで日本の威信をかけて闘う姿が、私たちの日本愛を刺激して止みませんが、いざ企業連携となるとどうしても競争原理が優先されるのか、理想的な協業が起きないのは残念です。

小国の日本が数十年でここまで世界経済の中枢で肩を並べられた今、あらためて世界市場から見て小国の企業が、単体で闘ってきたことは評価されて良いとおもいますが、この先その轍が役立たない面が増えてくると心配されます。

 

政府側の援助もあって軌道に乗った企業もあるかもしれませんが、それをバネに成長できるきっかけを社内に蓄積できた企業同士での協業が進まないのは、国際関連のノウハウの私物化が、市場自体に還元されていないことを意味するかもしれません。

スポーツ選手にしても企業にしろ、個々の才能を発揮するのはプロとして当たり前ではありますが、人材の減っていく時代に少数精鋭化するのに企業連携がどれほどの効果を出すかを、ようやく実行に移した段階です。

 

日本は本来「ムラ社会」で形成された国で、民族は単一化されていても、地方ごとに独自の文化風習を引き継ぎながらも、狭い国土の中で連携しながら成長した国あり、このような国家は世界にも稀でしょうから、今まで海外企業からも侵食されにくい分、国内でも海外と触れる経験が少なくなった経緯は、今になってある意味ネックになっているようです。

しかしながら、大手企業は過去から多くの国際市場に乗り出し、多くの失敗と経験を残してきたはずで、それを一企業の利益のためだけに活かせないのは、これからの時代の日本にとっては、むしろマイナスになりかねません。

 

企業同士で、お互いに得意とする分野を伸ばすための企業連携は、最近ようやく見直されるようになりましたが、その経験値はつい最近始まったばかりと言えます。

少子化で縮小傾向にある企業規模を埋めるための連携が、今後少しづつ熟成されるためにも、大手企業が積極的に利益以外の面で呼びかけをし、まとめる努力も今後求められるかもしれません。

 

すでに日本にとって時代は先に進み出しています、かつて後進国アジア諸国であっても先に進んでいる国さえあって、日本のポジションには火がついている時期でもあります。

私たちが莫大な国家予算を後進国に施したさまざまな援助が、一部の国を除いてその恩恵のフィードバックが始まりつつあるようですから、その勢いも利用して企業同士だけでなく、国家連携によって小国同士が同列に成長できる関係を始めるためにも、今までの小規模での成功例に縛られない、連携の模索に積極的に参画すべきではないでしょうか。