キャラクターとストーリーのタッグ「忍者」ブランド化●
忍者キャラクターは海外観光者にも受けがいいために、歴史的な根拠を持つ三重県伊賀市に限らず、各地で忍者キャラクターでまちおこしが盛んです。
ただ、単にゆるキャラだけでなく、忍者をどう使ってまちおこしをするかで、まだまだ新しい手法にできるという話です。
インバウンド&地方創生事業のために開発された新たな忍者キャラクターに新展開 !「忍者ベアー」が2.5次元パフォーマンスにチャレンジ!:ドリームニュース - Miyanichi e-press
観光アプリ:歴女わくわく猿飛佐助ゆかりの「ブラサスケ」 - 毎日新聞
N忍者はある時から急に注目されてきて、いま外国人に目を向けさせる最もぽぴゅらーなキャラクターに成長したために、一時期目もくれなかった関東(箱根だったか?)でさえも何ら由来のない忍者観光を、始めたほど使いやすいネタ。
忍者はそもそも中部の伊賀が発祥とされている説が最もポピュラーなのだけど、今や一時期争った奈良県の「せんと君とまんと君」のような、利益がらみの論争になりかねない広がりを見せているのはびっくりします。
それでも忍者は日本独特の歴史と文化から生まれ、日本を代表とする「名キャラ」として海外からもリスペクトされる存在にまで昇華している限り、この先も良き日本文化のアンバサダーとして、活躍してくれるでしょう。
その前に、ウルトラマンやドラえもんのように、そろそろ仕様の統一などの管理をした方がいいかもしれませんし、あえて自由な拡散を期待して、利用フリーにするのも方法かもしれません。
世界的に見ても、日本独自の文化はアジア全体の代表文化と取られやすく、まだまだ浅い認識がされていますので、アニメで「ナルト」や「ハットリ君」のような忍者キャラに悪いイメージがついたり誤解のある利用をされないような管理体制をハッキリさせた方が良いのではないでしょうか。
また、芸術の領域でも新進気鋭のアーティストを起用して、忍者アートのジャンルを起こすなどして、忍者ブランドの付加価値を高めたり、まだまだ知名度の弱い日本人アーティストの発掘にも、繋げていけるポテンシャルをもっていると筆者は思うので、知名度が上がってから動くとか他力的な扱いをするのでなく、日本のブランドとして育てる姿勢を期待するのです。