くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

愛知ローカルのチカラ、知立・豊橋の「普通」に隠れているもの

 

昨年ネタで申し訳ないのですが、知立市ゆるキャラ「ちりゅっぴ」の想像以上の反響がジワジワ来ているらしいとのことで、隠れキャラマニアの筆者的にアリだったんですが、残念ながらグランプリは逃しましたねぇ、それでもキモ系より愛らしいキャラは今年もおおいに注目したいです。

さて、地方創生ツールとしてのグルメ産業は、すっかり定着してきましたが知立市では従来の名産品をバージョンアップし、新しい触感を武器に「あんまき」を某地元企業とコラボしてデビューさせ、店でも他のサービスに手が回らない程の人気ぶりだと、うれしい悲鳴が上がっているそうです。

 

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ブラックサンダーが銘菓「あん巻き」と一体化して昇華した「ブラックサンダーあん巻き」を食べてみた - GIGAZINE

 

 名古屋が愛知県で言う西部の「尾張」に位置し、その東側「三河」と言って、明治まで愛知は二つに別れていたワケなんですが、どこの地方もあるあるように、尾張三河もそれぞれが結構クセが強くて、競ってきた関係が今も残っています。

江戸時代以前で言う「国」のなかでも日本は、古くから文化慣習の異なる小国家が数多く存在した経緯を、皆さんもご存知のことと思います。

 

それぞれの歴史を紐解けば、驚くばかりの多様性によくもここまでまとまってきたものですが、日本独自の「和」の文化が奇跡を起こしたと言っていいでしょう。

その今も残る独自性が、今でも「ガラパゴス」などど自ら卑下する批判もしてはみるものの、グローバル時代においてその独自性は、「日本」誇るべきアイデンティティとしてポジティブに向き合えれば、若い人の海外進出を敬遠しがちな意識も、解消されるでしょう。

 

こうした海外へのアピールを、今後いろんな角度からチャレンジしていく動きを、控えめが美徳だった意識を柔軟に変えていく必要がありますが、不器用な私たちにはまだまだ時間がかかるかもしれません。

英語をはじめ他国の言葉に対するコンプレックスが、まだまだ強い風潮が、足かせになっているようですが、その精神的な足かせが若者中心に緩んでいるのはいい傾向で、それが近いうちに他の大人にも普及して一気に解消されそうです。

 

次世代がすべきは、機械技術を武器に切り開いた海外市場をうまく利用して、その周りの食の市場に参入できると、今の世代が切り開いた市場のバトンタッチが効率良くできるのではないかと。

この次世代への正しい教育とは、単に国が教育制度を充実させるだけで済む話ではなくて、製造産業・食産業どちらでもそれぞれの「良さ」と「課題」を、学校や職場で教えるだけの、従来の枠から身近な「コミュニティ」や「サークル」を通して、日本人が得意とするきめ細かい情報共有を、充実できるかに重きをおく時代に突入しているのではないでしょうか。

 

一見、ネットやメディアの乱立で、画一化や都市部有利な情報の中でも、アナログではあっても「つながれる地元情報」といった身近なローカル情報が、けっこう私たちの心をアツくさせる経験は少なくありません。

グローバルな目で見ていけばいくほど、田舎臭いとか泥臭いローカルネタは、その開拓に大きなヒントがもっともっと隠れていて、意外と新時代を生き抜く大きなヒントは、目の前にある「普通」なものを、当たり前の目でなく今も存在する意味を、もっと集中して観察しなくてはなりません。