くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

国会の与野党バランスが取れなかった、国民の反省会

愛知では、ようやっと待望の「IKEA長久手」【レビュー】が開店してまもなく経ちましたが、そのおひざ元長久手市とお隣の日進市は、「住みやすい街」ランキングを争う仁義なき戦いが繰り広げられているそうで、そちらをもっと深堀りしたいところではありますが、今回はちょとシリアスな話題を記事ります。

 

先日終わった安倍総理が仕掛けた突然の解散選挙は、結果として国内事情のみを考えれば、安定して良かったと納得する向きは多いかと思いますが、いざ防衛戦略としてはいささか問題を残しているように見えます。

今回の選挙で、多くの人が望んだはずの国会与野党のバランス改善は、大方の予想通り悪化したことで、より一層安倍総理の思惑である北朝鮮問題をきっかけとした国防に関する憲法改正や、予算分配の右化に大きく傾いたことは皆さん承知の通りです。

 

これによって、ただでさえゆとりのない国家予算の中で、選挙前までは国民の福祉にあてがわれるはずだった予算が、より近隣危機の回避を名目に削られるリスクが高くなったとも承知しなければなりません。

さらに景気向上という名目で、消費者より国内企業に優遇した政策がより優先されていくリスクも高まるのではないかと心配です。

 

こんな心配事を聞いて、何を性急なことを……と鼻であしらわれても仕方のないことかもしれませんが、これは目先の心配をしているのではなく、東京オリンピック終了後の国内需要が下がるであろう以後の話だということを、申し上げておきます。

さて、今回は経済問題はさておき、当面の脅威である、お隣で起こるのでは?と安倍総理が選挙でも盛んに取り上げていた問題が、いかにデリケートな問題で、せかす総理を野放しにする事への本当の危機についての課題です。

 

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伊勢﨑賢治 東京外国語大学教授 著者と語る『本当の戦争の話をしよう~世界の「対立」を仕切る』 2015.5.20 - YouTube

 

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10/17”紛争解決人”伊勢崎賢治教授(東京外国語大学)山尾しおり応援スピーチ!山尾しおり🌸チャンネル - YouTube

 

  参考に伊勢崎賢治教授の講演動画を張っておきますが、下の動画は、バッシングが未だ止まない山尾議員後援会でのものですが、ここは教授が唱える内容が重要なのであえて張っており、このブログは山尾議員の賛否には一切触れません。

これは、山尾議員含めリベラル派と呼ばれる方々が主張するものを助長している、ということとは異なる現場たたき上げのものにしかわからない、プロのノウハウを純粋な愛国心から訴えていると感じたので、誤解を恐れず掲載しました。

 

さて、某隣国の脅威については腐るほどの報道がでているので、ここでは詳細を避けていえば、教授のような国際問題の専門家に言わせると、現状安倍総理が唱えた攻撃をあおるやり方は、国の代表者として問題があるとの見解が公演に見ることができます。

がしかし、それに加え日本は戦後70年以上たって、国際問題についての基礎知識さえ学べていない存在になっている危機感と、私たちひとりひとり、特にこれからを担う10代・20代の若者が、真剣に取り組むべき必須の課題だと、痛感もします。

 

私たちは、次世代の若者たちに海外に目を向けさせ、若者も海外に積極的に関心を持ってもらえるように、自身を変えていかなければならない時代に入っている事を、知識ではなく行動で現わしていかなければ、近い将来取り返しのつかない未来がそこに口をあけていることを自覚すべきでしょう。

国内は、長年の不景気や世界でも先行した高齢化社会によって、こうした課題解決が後回しになっているきらいは否定できませんが、若者と高齢者をつなぐ多くを占める中間層が、より積極性を増すように自覚していきたいものです。

 

 ついさっきまでは発展途上の顔を見せていた中国は、大きなひずみを抱えながらも国策としての改革を一気に推し進めているし、世界の番長をを気取っていた米国でさえ、奇才といわれた新大統領によって、保守の批判を浴びながらも、国の立場を修正ようとしています。

ダイナミックに変化していく世界情勢のなかで、変化に時間を要する国民性を持つ私たちは、若者から高齢者までがより海外を意識した国内問題の改善を、共通課題として意識して方向転換をしていかなければなりません。