くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

景気上向きな時期に言うのも何だけど

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 バブル全盛期の時代を経験した方は、恩恵に預かったか否かはべつにして、当時の空気を思い出していただくとわかりやすいですが、最近当時の空気に似たようなゆとりの空気が出始めてきたように思います。

 当時は景気高揚感によって、企業が根拠の無い「イケイケ」感に踊らされ、盲目的な浪費習慣が蔓延していましたね、現在はそこまででもないにしても、この国はいったん弾みがつくと、盲目的に同じ方向に進んでしまう傾向があります。

 

 筆者は経営者ではありませんので、会社の決算のことはあまりわからないのですが、2月、3月は確定申告やら企業決算やらで、個人法人の経営者さんが右往左往する時期ですので、ちょっと関心をもってみると、気になる記事を見つけたので、記事ります。

 http://mw.nikkei.com/sp/#!/article/DGXLASFD30H2H_Q7A130C1L91000/

愛知で働く外国人、過去最多11万人 全国2位、労働局調べ

 

2017/1/31 1:40 [有料会員限定]
地域ニュース
 

  愛知労働局が30日発表した「外国人雇用状況」によると、2016年10月末時点で愛知県内の外国人労働者数は前の年に比べ17.0%増の11万765人だった。外国人を雇用している事業所は同13.5%増の1万3893事業所で、いずれも外国人雇用の届け出が義務になった08年10月末の集計以降で最多だった。

 都道府県別では労働者数、事業所数ともに東京都に次いで2番目に多かった。労働者数は全国の10.2%を占・・・

 

 愛知県や岐阜県などは古くから紡績工場や、衣料の縫製工場が集まっている全国でも有数の地域ですが、ここ何十年かは業界自体下火で関連企業の経営不振や廃業が目立っています。

 この前某TV番組特集でも、収益低迷で、一頃勢いのあった外国人就労者が賃金未払いで会社を訴える事例を放送していました。

 

 要は業績低迷時の最もネックになるのは「人件費」ですが、最終手段で人件費カットのために従業員解雇せざるを得なくなるわけですが、この業界に限らず外国人労働者の雇用でさえ採算が取れなくなっています。 

 今年は国内景気が上向こうとする中で、一方で地方の零細企業からその実感を味わえない業種が現存する事実は、目を塞いではならないことです。

 

 日本は他国と比較的堅実な国で、なおかつ愛知県はさらに堅実な地域ですが、あえてこの地に住まう筆者としては、景気上向きな時期にこそ重要な戒めとして、今回の記事を紹介してみました。

 

「決算書を良く見せたい」が会社を赤字にするメカニズム|スピード経理で会社が儲かる|ダイヤモンド・オンライン

diamond.jp

 

 少しでも多くの方が、暖かい春を迎えるためにも、いろんな意味での日本の厳しい冬をあと一歩踏み越えて行く勇気と決意を、このこの専門家のうたう記事に、その思いを重ねた次第です。