くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

地方創生が美辞麗句になっていないか、中間チェック

 

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 日本でも、新しい産業市場への門を開こうとする動きがさまざまに始まっていて、海外先進国や途上国からの日本品質への期待も高まると思われます。

 その期待に応えるためにも、今まで国内市場でしか出回っていなかった産業技術を、私たちは積極的に海外にアピールしていきたいものです。

 

宇宙開発新市場へ協力を 産業集積・名古屋で米財団セミナー :日本経済新聞

www.nikkei.com

 

 

  最近良かれ悪かれ、つとに地方創生をうたう連携企業支援が増えてきました。

素直に喜ぶべきかどうかは、おそらく今年いっぱい様子見しないと、わからないでしょうが、ある意味新手の企業ベンチャーと見れば、かつてのおんぶに抱っこが当たり前だった企業風土も変わっているとも考えられます。

 

エアリアルで町おこし=キャンプ誘致目指す美深町:時事ドットコム

www.jiji.com

 

【茨城新聞】ナマズの活用策PR 行方市、全国サミット参加

 

 このような地方自治体主導のまちおこしは、大いに結構ですし、もっと活性化して欲しいところですが、一方で地方創生が目的とは異なった使われ方をしていないか、私たちはそろそろ見守っていく必要があがないでしょうか。

 

 そこで、地方創生が、少しずつ具体化して動き出した今、その方向性は、良い方向へ向かっているのか? あくまでも主役であるはずの地方の立場から考えます。

 

第1回地方創生ベンチャーサミットを開催します!:時事ドットコム

www.jiji.com

 

「岩内町地方創生フォーラム」を開催します|経済産業省北海道経済産業局

地域活性化を目指す起業家が集う『地方創生ビジネスハブ』:時事ドットコム

www.jiji.com

 

 個人のベンチャーが台頭しやすい土壌は育ちつつあるようですので、この点は喜ばしいですが、市場が東京のような都市部でないと成り立たない事業では、地方としてはあまり歓迎できません。

  地方銀行がバックボーンであれば、地元との連携をうたっても説得力はありますが、中央銀行のそれが、または東京本社の大手企業がバックボーンだと、単に企業成長の宣伝に始終する可能性がありますので、見極めが必要でしょう。

 

 中央や地方大学からの呼び掛けは、企業ほど資金面での難易度は高くなるにしても、内容によってはお宝が眠っている可能性も大きいので、地方としては連携する価値は大きいのではないでしょうか。

 すでに零細企業でも大学の眠っていた研究成果と連携して、商品化にまたは商品の改良に成功している事例も、何かの記事で見ましたので、もっとも現実的な選択肢になりそうです。

 

 零細企業が、大学にアプローチするのは、敷居が一見高そうですが、積極的に当たってみれば、意外なお宝がゲットできる期待は持てそうです。

  また、地方大学と中小零細企業との連携は、地域の活性化には産業と教育の掘り起こしにとってもっとも理想的な連携だと考えていますので、同じ地元の人の動きを活性化すると言う共通目的からも、今後ももっともっと増えて欲しい連携ですね。