くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

春一番速報&JA農業改革、地域産業の生産者の努力

   桜は、いよいよ今週末から見ごろを迎え始めるそうですが、昨日今年二番目に開花宣言した名古屋の標本木がある鶴舞公園ソメイヨシノを確かめに行きました。

 まだまだ1分咲きかどうかと言ったところで、今週末だと気温次第でなんとか花見できるかな、といった感じです。

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 毎年大勢の花見客でにぎわう場所は、提灯がまだ寂しそうにぶら下がってました。
それでも今年初めてソメイヨシノの花びらを見れたのは、収穫でした。

 気の早い方は今なら場所取り不要かもしれませんね、本格的には来週以降がピークになりそうに見受けました。

 

 

 さて、今回は地域の産業の要である一次産業の農業などの活性化について見分してみたいと思います。

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一色朝市風景イメージ

 

 九州や、東北は首都圏からはなれており、恩恵や影響を受けにくい地域性から、昔より独立独歩の精神が根付いているようです。

 東北以北ならロシアなど北海道の広大な農地を利用して、九州なら韓国・中国などアジアの国外との流通を強めて、コスト競争力を高めるられる余地があり、努力がされているようです。

 国内流通でも、東北にしろ九州にしろ、独立性が目立つためか、より地場農家への採算性やモチベーションを重視した本来のJA機能をはたす話題が散見され、望ましい関係が出来上がりつつあるようです。

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  JAは本来生産者との生産・流通を仲介する役割を越えて、金融業など本来の主旨と異なる産業に拡大したためか、近々生産者との関係が円満では無いような話題も聞かれますが、東海(中部)地方のJAは比較的、農家との関係は大きな問題は見受けられませんが、それでも独立気運はあるようです。

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 基より農家とJAとの関係は、順調にWinーWinの関係では無かったようで、このような独立や改革の動きがここ数年目だって話題になっているのも最近の特徴のようです。


 本来農家とJAの関係はWinーWinの関係に無くてはならないのですが、そうなってい無かった現状に昨年政府のTPP施策や、地方改革で物言いが出た話題もありました。

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 地方創生の基盤には、一頃の国が主導的に進めた公共土木建築事業が、一気になりを潜めた昨今、それ以外の産業で地元が主体で事業興しをしなければならなず、地場産業の活性という課題が、大きなウエイトを占めているわけですが、農家や漁師、林業にかかわる、いわゆる一次産業の活性化は、もっとも巨大な組織であるJAが変わっていかなければ、実現が危ぶまれるところです。

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 その後のカイゼン度・その成果はこれから、まだ成果を謳うニュースでは見受けられませんが、今年度いっぱいでどこまでカイゼンされていくのか、引き続き注目していきたいですね。

 メディアとしても、もっともホットな話題だけに、動きがあれば大きなニュースになるのは必至ですので、その分期待も大きくなります。

 

 それでも、先に挙げたように首都圏に最もはなれた地域の、背に腹を変えられない切迫感が、母体のカイゼンを待てず先陣を切るように単独改革を進める姿は、逆に地方の自主性を盛り上げる好例にもなっており、その他地域の追従を期待したいものです。