くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

愛知・中部地方の 産業・技術・ものづくり紹介の宣材に学ぶ

 

 寒の戻りはツラいですが……みなさんマイナンバーカードのお手続きは進んでますか? 筆者は久しぶりに区役所へ出向いて手続きの確認に行ってきました。その時についでに県や市の広報誌を貰ってきましたが、今回は愛知県の広報についてです。

f:id:kromaryu:20160216195040j:plain

 

 「愛知の引力。」と銘打ったカラー製版の愛知県の技、景、躍、文、史という区分で県内で取り組んでいる魅力を写真を中心に紹介したパンフレットです。

 みなさんの都道府県にも同様の告知パンフがあると思いますので、機会があったら是非ご覧になってください、意外な発見があるかもしれませんね。

愛知県広報誌「愛知の引力。」

「愛知の引力。」制作日記 公的機関のウェブサイト

https://www.facebook.com/%E6%84%9B%E7%9F%A5%E3%81%AE%E5%BC%95%E5%8A%9B%E5%88%B6%E4%BD%9C%E6%97%A5%E8%A8%98-1571638513098720/

 

 愛知県の場合、5つの区分・ジャンルにの内で、やっぱり目立つのは、技のところでしょう。

このブログでも紹介しているMRJをメインいした航空産業や、ロケット産業、ロボット産業にもトヨタが力を入れていて、主産業にしようとしています。

 伝統産業では、有松絞りや尾張七宝・ノリタケの磁器(瀬戸焼きが無いのはなぜか?)もアピールしています。

 躍では、スポーツ振興。間もなく3月に開催されるウィメンズマラソンが最もホットですし、Jリーグ・ドラゴンズなど、実は新城市は自動車ラリーの競技場で知る人ぞ知る名所ですし、新しい注目株では、ヨットレース・アイアンマンレースも定着しているそうです。

 

 文、景、史も、文化活動は昔から知られる名古屋芸能から始まってデザイン博やトリエンナーレなど、美しい景色も沢山あります、歴史は今更言うまでもありません。

 最近の話題では、ボイメンの活躍だったり、コスプレ世界大会が開催されたことでも話題になりましたね。

 

  パンフで筆者が気になったのは、とても地味な所ですが表4のアクセスマップです。

このパンフのテーマが、”Heart”ofJapanとして、日本の中心を強調したように、鉄道でも旅客機でも、日本のセンターに位置する事をアピールしていて、これは運輸の面では、愛知県がもっとも重要視しなければならない事の一つです。

 あと、愛知県は県内の主要道路もマップで紹介しているように、主要道路と観光道路を住み分けて、よりスムーズな人の移動をアピールしようとする姿勢が見て取れます。

 この点は、さらに精査してもらって、もっと海外の訪問者や、県外の観光者などにより判り易いインフォメーションをどんどん広報してもらいたいものです。

東京新聞:観光情報や特産品 愛知の魅力を紹介:東京(TOKYO Web)

  東京や、主要空港などがある都道府県においても、様々な販促物でこの利便性をもっともっとアピールしていかないと、なかなか伝わりません。

 

 次回改定するときには、「春はあけぼの……」ではないですが、四季の変化と地域の特徴を具体的に紐づけして、もっと判り易く春夏秋冬それぞれの愛知県の魅力も、見て楽しめるようなものにすると、もっと地域が活気づくと思うのですが、どうでしょう?

  パンフの全体的な印象は、活動的な印象の強いもので好感がもてます、タイトル通り、愛知の引力=魅力をこのツールでどこまで使いこなすのか未知数ですが、せっかくすばらしい宣材を作成したのですから、どんどん配ってその分多くの人に愛知の引力を感じてもらえるように、足しげく活動してこそ、生きるパンフレットではないでしょうか、区役所の棚に置くだけでは……ねえ? 

 もっともっと、愛知の広報活動に積極的に出向いて愛知の良いところを伝えてあげてください。