くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

中部空港島に国際展示場ができる訳と、20XX年問題

 

 予定通り、昨日新東名高速、豊田東JCT~浜松いなさJCT間の開通しましたが、東名高速の渋滞緩和に貢献してくれると期待しています。

 

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 さて、MRJなどの航空機やロケットエンジン製造などを柱とした、愛知県の航空・宇宙産業を中部の自動車産業と共に成長させる準備は着々と進んでいますが、それに加えリニア新幹線や中部空港を核にした、観光誘致も進んでいます。

  それらの一環として、中部空港(人工島)敷地内に広大な展示場スペース建設が決定されました。

中部空港島に国際展示場 愛知県、19年秋開業へ

 規模は完成すれば6万平方メートルとなり、東京幕張のビッグサイトに次ぐ日本最大級の展示スペースが誕生することになります。

 それはそれで良かった話なのですが、どうやらこの展示場は工期がやたら短く、2019年秋の開業を目指すそうですが、これには東京で行われるあるイベントの影響があるそうです。

 そう、東京五輪の開催で占有されるビッグサイトが、最大20か月利用できず首都圏の展示場不足「2020(2019)年問題」の受け皿とする目的を見込んでいるためです。また「技能五輪国際大会」の主会場とする計画が既にあるそうです。

東京ビッグサイト「2019年問題」、計画変更求め署名活動スタート 展示会団体「国立競技場より深刻」

 記事では、20か月の催事不可で5兆円の損失と、催事が生命線となる中小企業の倒産につながりかねないと大きな課題になっていて、名古屋空港の展示場建設はこの解消に貢献する目的が大きいと期待されます。

 それと合わせて、金城ふ頭ではLEGOランド建設が進んでいますが、中部の湾岸開発も着々と進んでいるようです。

 

 ところで、こうした20XX年問題といういい方は、あの大きな話題になった2000年問題から、なんだかんだで毎年標語みたいに言われるようになりました。

2015年から2025年まで“問題”山積み!?
実は毎年ある!「20XX年問題」

 近年の問題では、上のオリンピック開催前後の問題が、クローズアップされていますね、少し挙げてみましょう。 

マイホーム購入して大丈夫!? 空き家があふれる「不動産2019年問題」とは

 今のところ深刻だとされるのは、住宅や不動産などで起こるとされる2019年問題と言うのがあるようです。さて世帯のあり方はどのように変化するのでしょうか。

 まず、65歳以上の世帯が3割から4割に増加えると予想されてるそうです。それに家族類型も変化あって、「おひとり様」や「子なし夫婦」「親と子別居」が増える一方で核家族の「親子同居」や「高齢者同居」が減ると言われているそうです。

 独身、若い家族世帯から、高齢者独居まで、さらに家族別居化が進み住宅のニーズも様変わりすることが予想されます。

 特に60歳以上の高齢者人口が個々数十年は増加しますので、単身や夫婦の住まいは一戸建てや大型集合住宅のニーズは減少し、コンパクトな生活しやすい(バリアフリーなど)集合住宅や、近隣に買い物施設などの利便性も求められるでしょう。

 よって、新築一戸建て需要は世帯数全体でみれば減少になり、不動産も良く考えて購入しないと資産価値の目減りが問題化する可能性をはらんでいるようです。

 

 あと、住宅関連では以下の問題があるそうです。

余った電気をどう使う 太陽光住宅に2019年問題

電力会社の「太陽光発電買い取り中断」ってどういう意味?影響は?

 今まで、固定化されていた地域の電力会社の選択ができるようになりました、

太陽光発電ユニットを設置した住宅ユーザーは、この点は頭の痛い問題でしょう。

 

 こうした20XX問題などは、死活問題になり得ることから、あくまで可能性の範疇で作られるものまであって、全てを真に受け過ぎるのはかえって生活を窮屈にしてしまいますが、皆さんの生活のなかでどの問題が重要なのかどうか、一度お考えになるのも良いのではないでしょうか。