次はさしみ魚、またまたWBSでもニュースになる、氷温熟成食材
昨日、東テレのビジネスニュース番組を見ていましたら、またまた熟成肉の話題がながれてました。海外の国が輸出している様々な肉との差別化を図っている、日本の肉ビジネスは国内外での評判はどうなんでしょうか。
海外の肉は、牛肉から始まって低価格で高品質のものが日本に入るようになって、よほど高級な和牛肉でもなければ、話題になりにくくなっています。
牛肉に限らず魚や、米・コーヒーと言った穀類などの熟成仕様の商品が目立て来ていますが、さらに海外にアピールしていくにはここで、何か特別な食材を開発するか、かつて自動車であった五臓船団方式の復活で「国産○○をこぞって食べましょう」と国をあげて盛り上げるかの対策をしないと難しくなります。
ちなみに前回WBSでは、氷温熟成で旨みUPし、日本得意の衛生管理技術とセットで豚肉の商品価値を上げる試みを報道していましたし、先日も鮮魚の熟成で旨みを上げて、商品価値をアップする試みを取り上げていました。
さまざまなサイトでも、話題が取り上げられていますが、ふるさと納税で話題の、本年度2300万から1億の閲覧超えを見込む、地域食材お披露目でメジャーな、ふるさとチョイスのサイトを見ても、地域によっては個性食材を積極的にアピールしているようです。
この従来の国産食材の熟成は、国内客に対しては、おおむね高い評価を得ているようです。
これを基に今後の商品開発は、長い目で見て海外進出や、競争激しい国内市場への拡大やブランド化を見据えていると考えられますが、これが日本国内の消費者の舌を満足させて終わりにならないように、海外のグルメを満足焦るべく多様化され、より味・風味の加工が極められていく事でしょう。
昨年北陸新幹線開通で、北陸・関越地方の盛り上がりを見たように、今後はJR東海の計画するリニア新幹線開通による東京・名古屋の在籍する東海地方周辺のご当地食材の販売拡大と繫がっていくものです。
そのために、氷温熟成を含む新しい加工技術は、より食材の付加価値を高めるのに見事なアイデアであったと思います。
今後、この技術をどのように応用していくか、海外でも同手法のライバルは増えていきますので、どう差別化していくかを、少なくとも東京オリンピック開催または、リニア新幹線開通を目処にブランド化に繫がるかが、この技術が生きるかどうかの分岐点になると考えられます。
日本の食材は、海外から見ておおむねヘルシーで豊かな味が評価されていると見られているので、このキーワードがブランド化には不可欠となります。
昨年春夏にイタリアで開催された世界食材の博覧会でも感じられた方も多いと思いますが、日本の立ち位置はおおむね認知されたものと思います。
可能であれば、単一食材ではなく地域がタッグを組んで総合的な提案ができるようになると、もっと日本食材の認知の可能性が広がるのではないでしょうか。