15年で増えた仕事・減った仕事、これからの仕事の行方
企業戦士とは一昔のことばになりましたが、未だ私たちが働くことは年齢・性別にかかわりなく生きるために「たたかう」ことであり、あからさまにならなくなっただけで今も重要な選択課題でもありますが、その一昔と比べて職種の増減はどう変わったのでしょうか?
一般に産業で仕事をくくると、一次・二次・三次産業などと分類されてきましたが、今やその分類にとどまらず、六次産業など業種の組み合わせ等による複合効果がうたわれるようになり、複雑化しています。
さらに、産業ロボットの高性能化・AI化によって自動的な作業などは、大規模施設などでは人は必要なくなっていることや、今後サービス業などで比較的ルーティング化された接客や案内・警備などはAI知能を持ったロボットが担うと言われています。
このロボット化は、初め軍事利用で開発されたロボット技術の民営おろしや、大規模工場の作業ロボットのノウハウが、ここ十年ほどの間にいっきにローカライズされて、多くの中小企業でも利用できるようになったことが大きいのでしょう。
しかし、企業の経営合理化にともなう労働力の圧縮の動きは、何十年前から始まった人口減少と相まって仕事の数を減らすことになりました。
さらに今回記事にもあるように、職種によっては偏重が著しいものが出てきています。
今まで通り一次産業の目減りは続いており、最近この分野でもIT化や機械化・合理化がさまざま工夫されたことは注目されたものの、絶対的な参入者増加にはつながらずむしろ大規模な自動化に拍車をかけただけだったようです。
その分高齢者増加により、需要の高い介護福祉関連の仕事が激増しているのは、時代の流れを映していますが、元々不人気な仕事なのでそれなりの覚悟とスキルがないと難しい仕事なので、いま日本の若者だけでは不足で、海外からの人出流入など課題の多い業種のようです。
いずれにしいても、今までの様な人中心の仕事がさまざまな形でとってかわられ、人は新たな仕事を模索する時代になりつつあるようです。
この15年で「増えた仕事」「減った仕事」は何か | オリジナル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト
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