くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

ドイツと米国 両国に比べ、日本の政府・企業ビジネス姿勢は幼い

 

 政府の外交政策と、経済界の企業誘致、市場拡大との連携が、ここロシアという広大な市場に対しては、経済制裁を受けている中でもアメリカ・ドイツにのは到底かなわないようです。

 

 

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 2015年5月、モスクワ・エキスポセンター展示場で、ソ連時代からの伝統ある工作機械の祭典「国際金属加工展2015」が開催された。
 今年、この展示会に参加した企業は32カ国、1200社を数えた。国単位での展示スペースであるナショナル・ブースを設営した国は、ベラルス、中国、チェコ、フランス、ドイツ、スロバキア、スペイン、スイス、台湾の9カ国。 (抜粋)

 

 この中に日本は含まれていないようです、要因はさまざまな規制や遠方の市場ということもあるかもしれない、政策面での確執が大きいのかも知れませんが、それでもあのいつも日本と肩を並べる、経済大国2国はしっかりと食い込んでいます、この差は何なんでしょう。

 

 やはり大きいのは、北方領土返還などから続く確執的な関係が響いているのでしょうか、外交にあわせて経済交流も、安倍内閣はどうも苦手意識があるように思います。

 まずは日本政府が、ある程度の外交パイプラインを引いて道筋をつけないと、ロシアのような海千山千の国とはやりにくいものです。

 

 そもそもここでも、長い間鎖国で外交経験を自ら絶っていた日本と、経験豊かなアメリカやドイツでは、こういう部分で差がついているのでしょう。

 当然、日本の後には韓国・台湾と続く流れはお約束ですが、いかんせん玉砕状態のようです。

 

 もっとも遠く、もっとも相容れない海外の大国との市場参入の難しさは並大抵のことではありませんし、生半可な介入をすればいいところだけ取られてうまみが全くないのでは意味がありません。

 まだまだ、日本はアジア外交含め海外との交流はお世辞にも優秀とは言いがたい状態なのは、しかたがないのですが、変なプライドを捨てて、急進するアジア先進国やイスラム教国の意欲を見習って成長をしてほしいと思います。

 

 

 

経済制裁を科しながら工作機械を輸出するドイツと米国 抜け目ない両国に比べ、危ぶまれる日本の対露ビジネス | JBpress(日本ビジネスプレス)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/44305

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