航空法改正案決定、ドローンどこまで規制されるべきか
少しここ最近、まるで規制法成立のために突如話題になって以来、パッタリニュースにも話題に出なくなりました。
米国で大きな話題になった直後に、日本でも飛び火するように普及が期待されたドローンですが、出る杭が打たれるように規制法成立が決まり、近いうちに可決する見込みのようですね。
でも一方引いて見ると、規制成立まで余りにスムーズすぎて不自然な気もしますが、事実ある程度の制限はやむなしかも知れません。
いつもこの手のセキュア関連の規制は日本は後手に回る事が多いので、この問題については例外でした。
さて、それにしても規制の程度ですが、確かに家の窓に突如現れればイヤですが、一般の使用で誤って不法侵入してしまった場合、事後に適切な処罰すれば済む話だし、機密情報を狙う目的の使用者には、そもそも抑止力にならないし、罪が軽すぎるように思います。
それよりドローンの様々な可能性を奪う方が残念な気がします。
まだ、規制の内容は明確で無いようですが、今のところ中途半端感は否めません。
本家のアメリカでも、今のところ企業側が相当抵抗していますが、この結末は米日ほぼ共同で、示し合わせているのは、間違いでしょう。
今回の日本の規制法の主目的は、海外からのスパイ活動への牽制といったところだと思いますので、国内から見ると曖昧な内容になる気がします。
自民党は戦後から経団連との協力関係が強い事もあって、まずは国内大手企業のドローン驚異からの保護が最優先される事でしょう。
対個人については、おいおい状況を見ながら強化されるかも知れません。
まだまだ、あの2つの事件以来、新しい問題は具体的に発生していないようですが、今後のドローン普及も注目しながら、斜め目線で様子を見たいと思います。
ドローン、住宅密集地の飛行禁止 夜間も、航空法改正案を決定
http://www.sankei.com/affairs/news/150714/afr1507140029-n1.html