米軍がおこなったこと、日本陸軍がおこなったこと
当時の米軍が原爆投下を決定し、投下からその結果の調査まで、あまりに鮮やか過ぎる行動は、疑念を起こさせるに十分な話しです。
人道的にあってはならない筈の核爆弾使用を決めた背景には、当時の米にとって戦争以外の新たな脅威に対する準備と計画があったようです。
当時の米軍にとって、核爆弾はその脅威に対する先制と新たな時代の抑止力の象徴でもありました、機密事項でほとんどの人はその存在さえ知らなかった時代ですが、その未知の兵器の威力と効果についてまだまだ無知であり、知るべき事がたくさんありました。
その兵器を実践投入に至った経緯については諸説ありますが、投入した以上はその結果について喉から手が出るほど欲しい情報だったにちがいありませんし、あくまで極秘事項の為、最近まで公にされなかった事実と言うことでしょう。
アメリカの日本に対する戦後戦略は、当時国民は基より今の人々には知る由もないことが幾つかあるようですが、今になった明かすべきことと、明かしたところで今さらな事までさまざまあります。
事実を長期に渡って表面化させないようにすることは、当時の米軍にとって必要不可欠なことだったはずですから、こういった事実の表面化の要否も戦争を知る上でとても大事なことだと思います。
しかし、日本が今回の談話で初めて文章化したように、アジアに対して戦時中行った事実をいまさらと判断するように、当時の米軍が日本にしたことの一部は不適切な事があったのもおそらく事実でしょうが、この折り合いをどこで付けるかは、今までの日本政府が決着すべき重要なことです。
談話のとおり、文字通り新しい世代へ負の遺産を渡さないように、責任と覚悟をもって、諸国と対応していかなければなりません。
原爆:米軍、残留放射能を極秘調査…危険性否定後も - 毎日新
http://mainichi.jp/select/news/20150805k0000m040149000c.html