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東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

トヨタの先導で官民ロボット開発早期実用化を加速

 

 トヨタ自動車(愛知県豊田市)が都市型移動システムの実験に続いて、医療・福祉介護に今後不可欠となるであろう、支援型ロボット開発を加速する共同事業への呼びかけを官民へ開始したようです。

 

 

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  トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、障がい者や高齢者などの家庭内での自立生活をアシストする生活支援ロボット(以下、HSR*1)の早期実用化を目指し、複数の研究機関等と連携して技術開発を推進する仕組みである「HSR開発コミュニティ」を発足する。「HSR開発コミュニティ」に加盟する研究機関等には、トヨタが開発した新型HSRを研究用として貸与する。(抜粋)

 

  世界でも1,2位を争うトヨタ自動車にあって、自動車市場の縮小などの環境変化を見越した事業改革を進める中で、早くから都市交通やロボット事業への参入を推し進めていましたが、今回は医療ロボット事業拡大への布石となります。

 

  背景としては、日本の高齢化社会での介護者不足を見込んで、補助ロボット投入の市場が活気を見せており、各社さまざまなロボットを開発中ですが、ここにきてこの業界でも最大手となるべく開発した移動補助ロボットや、アーム型ロボットの改良などを官民参画で、加速させようという呼びかけのようです。

 

 さすがの トヨタとしても、ロボット開発に予算を割くには限界があり、ここは恩恵を受けるであろう大学・企業と共同開発することで、負担分散を狙ったものですが、分散開発はいまやトレンドであり、さまざまな頭脳が寄り集まることで、低負担での良品開発が実現出来るものです。

 

 日本では海外と比べ、こういった手法を取り入れる素地がなく(起業ノウハウの固執)かなり後れを取っていると言わざるを得ません。

 最先端の大企業が、この手法を実施することで、より信頼性のある実績として残すことで、他社も追随するチャンスが増えてくるという点で、ぜひ成功させてほしいとおもいます。

 そして、来る高齢化社会の医療福祉社会への日本の優位性につながるよう、期待したいですね。

 

 

  

トヨタ、ロボット開発で外部機関と連携早期の実用化を目指す (1/2ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
http://www.sankeibiz.jp/business/news/150717/bsa1507170500001-n1.htm

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