くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

大分県南部で地震、天災と人災はセットで考える

 

  国東半島は四国の伊予半島に繋がって関西まで断層が続く、阿蘇の東で連続する地震に稼働を決めた愛媛や、鹿児島原発の危険性を抱える地方の、天災リスクと人災リスクを見ていきます。

 

 

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  体感的に大がかりな地震は無かったようですが、断続的に起こる小規模の揺れは地域の人々に不安な日々が続いているようです。

 九州東岸全域は、四国とはさんだ豊後水道から日向灘へ繫がる海の幸豊富な素晴らしい海なのですが、その南部から四国南岸にかけて走る南海トラフは、東南海地震予測で心配されている震源地帯でもあるのです。

 

 従来から起こっている東日本での地震群とは、構造上地震の仕組みが異なり、現在九州の大学群でその解明・予測の調査が進められていることは、以前の記事でも紹介しました。

 箱根の小噴火などの話題が盛り上がって、こちらの話題はあまり聞かれなくなっていますが、決して予断を許さない女歌であります。

  ただこういった地震の騒ぎは、御嶽や箱根の噴火でもあったように、地元の産業や観光収益に少なからず影響するために、地元の住民はあまり大きな騒ぎを起こさない傾向があるかもしれません。

 

 しかし、こういった天災の懸念だけでなく、福島でもあった多分に人災に関わる原発稼働と、その天災発生時の影響を一切考慮されていないのは変わる事が無く、被害の甚大さを考慮すると、単に地域住民だけの問題ではなくなっています。

 

 今のところ、また箱根含め沈黙を続けていますが、九州南海から東北まで火山の活動は留まるところを知らず、今後も長期に渡って収まる気配がありません。

 

 そうしている間に、ここ100年程の今までが比較的穏やかな時期であっただけで、この期間を標準に、私たちの生活環境開発を作り上げていくことは、まさに砂上の楼閣であって、賢明な地震大国が進むべき進路ではないでしょう。

 

 最近の政府の動きは、自分たちの世代さえ安全であればいいという、安易な政策にシフトしているようでなりません。

 こういった長期的な予測の下に国の利益を考え国土計画を進めることに、短期で成り上がりした私達日本は、どこかピンと来ていないように見受けられます。

 

 幸いなことに、現在の日本は優秀な様々な国と良い関係を持てるようになりました、その友好国との関係も大切ではありますが、それ以前にまずは自国の基盤の安全性を考慮、対策を打ったうえで次の一歩を進めるべきではないでしょうか。

 ここ何十年もの間、政府の予算の不適切な乱用も気になるところです。

 

 

地震情報】大分県南部で震度5強 今後も強い余震続く恐れ
http://www.huffingtonpost.jp/2015/07/12/oita-earthquake_n_7781248.html

www.huffingtonpost.jp