くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

セントレア:ボーイング787初号機に素直に喜べない理由

 

 6月22日に米ボーイング社から寄贈される最新鋭中型旅客機である、ボーイング787(通称ドリームライナー:飛行試験機)の初号機が、中部国際空港セントレア)へ到着にあたり、寄贈イベントが行われたそうです。


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787ドリームライナーの後背を見つめながら……

 

 

 これはジャンボジェットで一世を風靡した、アメリカの航空機トップメーカーであるボーイング社が、次世代中型旅客機として投入した「ボーイング787」の主要部品4割近くが、ここ東海地方で製造されている事を受けての、記念事業になります。

 筆者があまり「素直に喜べない」とタイトルに書いたのは、筆者ブログで何度も取り上げている、国産初の中型ジェット旅客機の「MRJ」(三菱航空機)のライバル機であり、残念ながらMRJは、販売されるはずの1号機のテスト飛行が遅れているからなんです。

 ライバル機に先越された感が否めない今回のニュースは、地元としては少々残念な話ではありますし、今後のMRJ販売に大きな影響を受けることは、明らかです。


 工場はどちらも地元なので、雇用問題からすればどちらが売れても嬉しい話ではありますが、やはりMRJは鳴り物入りで「国産初機」として話題に上っていただけに、残念であり、しかも月のフランスでの航空ショー商談では、実機が飛ばなかっただけに、受注ゼロだったとか。(泣)

 そこへ来ての最有力ライバル機の凱旋ですので、国産機開発陣の口惜しさは、並大抵ではなかったでしょう。

 

 セントレアは、東海地方の航空産業旗揚げの後は、関連企業の地理的中心になり、更なる便数の拡大を狙うと同時に、MRJと共にイメージリーダーになっていく重要な役割を持っています、今のところセントレアは徐々にではありますが、前にウ住んでいますが、MRJは牛歩の感が否めません。

 ライバルには先を越されてしましましたが、これをバネに是非とも今年秋には、今回の787の様に、堂々たる凱旋飛行の実現を、期待して止みません。 

 


 

ボーイング787初号機、いよいよセントレアに到着 - パイロットのイベントも

http://news.mynavi.jp/news/2015/06/22/058/

news.mynavi.jp


【ビジネス解読】中国悲願の国産旅客機C919に暗雲 開発遅れ、国際市場にも相手にされず…

http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20150622/frn1506220852002-n1.htm

www.zakzak.co.jp