くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

自動車ビジネスに、DeNAが採るリスクと挑戦

 

 今回はIоT(Internet of Things)「モノのインターネット」と呼ばれるネットのビッグデータを活用してモノの管理・制御を統合的に行う仕組みについてです。

 

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 「モノのインターネット」と呼ばれる、高度に成長したPCネットワーク網で扱われる膨大な情報を、如何に企業間で制御して、製品(モノ)の状態・現状を即時に把握して、その動きや変化のビッグデータを集計し、統計として次の行動や運航を予測・効率化を図るしくみを巡って、次世代のインターネット革命を標準化する動きが、GE・ゼネラル・エレクトリック社、ドイツ政府などで、熾烈な争いを繰り広げています。

 日本は コマツが21世紀初頭から、最も早く注目しノウハウを持ってますが、米・独のそれに比べて、他企業や国への仕様統合の呼びかけをしていないため、せっかくの強みを生かせていません。

 その中でさらに、今回記事の紹介したIT企業・コンテンツメーカー参入や、米IT大手googleApple社などが、自動車インフラの分野で本気度を増してきて、運輸業界中心に激化しつつあります。

 

  この標準化仕様を巡って、「デファクトスタンダード」を勝ち得た企業は、一気の世界中の情報掌握・コントロールに有利になることから、本来国策レベルで取り組むべき懸案ですが、日本は相変わらず、世界情勢・流れの掴み方に困惑しており、国内企業の思惑が優先されているようです。

 ビッグデータの扱いは、日進月歩で急速な進化を遂げており、大手企業でも手をこまねいている所が多いのですが、80年代の「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と豪語して、家電業界で国際競争に後れをとった轍を踏まないためにも、海外市場分析に国内有力企業が総力を挙げてこそ、日本の国際的地位を築く最後のチャンスなのではないかと危惧するものです。


 日本はハードウエアについては非の付け所はありません、あとはなりふり構わないソフトウエア・ノウハウのスピード活用連携など、リスクを恐れない挑戦こそ、国際競争に生き残るカギではないでしょうか。

 

 

自動車にイノベーションを起こすため、DeNAがモルモットになる
https://newspicks.com/news/987332/

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