くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

テクノロジー発達と同時に忘れていけない大切なこと

日本で、あまり積極的でなかったテレワークも、コロナウイルス騒ぎで真剣に採用される流れができている今、他にもネットショッピングの新しい試みや、それらに伴う手続きのオンライン化や、人が不必要な作業を減らす試みとしての、ロボット代行や自動化の技術進化は、実用面で本格的になっています。

ただその中で、今までは人と人が対面であればそれなりにできていた対人対応が、礼節を重んじるはずの日本人が、ネット上になると人格豹変したかのような横暴さを露わにするケースが、思ったより目立っているという話題に驚いています。

 

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コロナ禍で顕在化する「無礼な人間」の破壊力 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

 

 これは思えば、通常の対人経験が不十分だったり、普段あまり相手の挙動や心情を深く観察できていなかったことの反動なのかもしれませんが、この先テレコミュニケーションが主力化する時代にあって、対人恐怖症になりやすい傾向なだけに、企業はこれらの教育を考える時代なのかもしれません。

この問題を、もっと拡大解釈すれば、コミュニケーション経験豊富な年長社員と、そうでない社員との意思疎通には今まで以上に阻害が発生する可能性が高いと言うことを示しています。

 

特に自己主張の強い人は、先方の心情をより量りにくくなり、人の目をみて行動する人は、それが出来にくくなり判断を誤ることも多くなるでしょう。

これらのコミュニケーション障害ともいえる現象が、テレワーク上では顕著に深刻化する問題は、早期から各社で解決策を示さなければならないでしょう。

 

ネチズンと言われる生まれながらにネット環境があった世代・ネットコミュニケーションが常態化していた若い世代が社会に増えるこの段階で、そうでない世代とのネチケットと呼ばれるネットの常識が、コミュニケーションに大きく影響してきます。

双方のどこに落とし処をつけるのか、これは未知のルールであり、これから新規で手探りで見つけていかなければならない課題ですから、社内で少しでも早く問題を拾い上げ、必要ならば関連企業同士でも解決策の共有まで済ませておく必要があります。

 

こうしてできたひな形を、ネチズン社会の新しいコミュニケーションルールとして、共有しながら、同時に海外企業のネチズンとも比較すり合わせをするたたき台にして、初めて普及するだけに、本来国策ですべきレベルの大問題になりかねないでしょう。

今は、些細な事ではあるかもしれませんが、今後は実感が薄い人も居らっしゃるかもしれませんが、思っている以上に今後は社内業務は基より、企業間の取引や交渉・交流の多くが、通信アプリを介して進行する社会になります。

 

本来は個人事業者間で、もっと進化・発展してほしかったのですが、予算や方針の裁量が狭かったせいか、このタイミングで一気に全企業が巻き込まれることとなりそうですので、予算や組織力に余力のある大企業からでも、きたる引きこもり社会への対策をすべきです。

そんな社会でも成立する業務体制と同時に、予測される人間関係の再構築に時間と予算をつぎ込み、現実的な解決策を今だからこそ、大真面目に取り組む姿勢を期待しますが、まだまだしばらく顕在化するまでは後回しの時期が続くんでしょうね。

 

個人間の課題はではまだ大した問題にはならないでしょうが、企業間のそれは思う以上に深刻な問題になりかねないし、業績を左右する結果にもなりうることを、この事例によってどこまで意識されるか気になります。

日本企業は、ただでさえ海外企業とのコミュニケーションが、不得手なのはどの海外企業も理化しており、優位性を担保するバロメータにもなり得るという危機意識や、業務効率化やコストダウンに有効なネット業務の活用をどこまで評価し、独自進化させられるか、全ては各社の人材意識と行動次第なだけに、これから多くの下克上が起きるのは明確な事実でしょう。