くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

子どもの教育を、根っこから見直す好機かもしれない件

政府が国の機能不全の回避のために、外出規制を段階的に強めつつある中で、お子さんを持つ親御さんの、子どもへの対応が厳しくなりつつあって、このさじ加減が複雑さを増していますが、子どもの学習環境を見直す格好の好機とも言えます。

現状共働きの家庭が増加していて、子どもと十分なコミュケーションが取れず、休校施策で子どもこ行き場もますます微妙になっている中で、学校を頼れない子ども学習教育の保護者の責任分担が増している以上は、少しでも同じ課題を持つコミュニティ同士で、問題を整理し国民側から政府へ提案していく時期に入っていないでしょうか。

 

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児童らが新型コロナ感染の場合…消毒等のため学校を“3日間臨時休校”に 愛知県教委が通知 | 東海テレビNEWS

 

仕事に集中しづらくとも、常に子どもの行く末を考えている親にとって、今の状況は改善する見通しは見えず従来の環境に頼るのがむしろ難しくなっていると、矛盾を感じる方も出ていでしょうし、その対策に予算を割け無い人も、いらっしゃるでしょう。

この悩みには、政府は一切耳を傾ける余裕は無いようで、学校や企業に指示すべき選択を全て個人に要求してくる有様ですが、この矛盾は別の機会に取り上げるとして、現実問題として親が子どもの学習環境を整備しなくてはなりません。

 

他人事のように最もらしいことを書くのは、大きなお世話かも知れませんが、これらの解決にはそれぞれの環境下で、全く異なった判断をしなければならず、昨今の孤立した状況でどれだけ親が即決できるかは、既に待ったなしであり危機感を共有する手段を寄せ集める場所が必要です。

その解決に、少しでもお役に立てると良いのですが、例えばPTAなどの連絡網を通して刻々と変わってしまう子供の規制枠を、当面向こう3ヶ月とかの期限をつけて、学習方針の裁量を親に一任させる提案を出してはどうかということです。

 

裁量を持たせるのは負担が増すと考えるか、一定の方向性を担保できると考えるかによりますが、少なくとも3ヶ月は子どもの学習環境は安定させられますし、子どもも方向性を得られて学習に集中できますから、まずは身近なコミュニティから広め、さらに公共のネット上拡散できれば尚良いと思います。

その条件の実現は、誰もが未体験であり責任論を優先させていては先に進みませんが、民間企業やボランティアでもビジネスチャンスと捉えて、多種多様な学習選択肢を提供する時代ですので、少なくとも有料・無料ともに、新しい教育環境の裾野を広げる絶好のチャンスです。

 

この実現には、文科省の柔軟性が問われることになりますが、この課題で誰が本気で子どもの将来を案じているか単なるポーズでしか無いかは明確になるでしょうし、それによって日本の教育の様々な課題が、芋づる式に面にさらされてくるでしょう。

特別な圧力がかかってしまえばまた話は別ですが、こうした揺らぎやすい時期こそ根本的な発想転換は、大きく好転できる数少ない機会にもなることを含めて、我が子の学習環境を検討いただければと思います。

 

個人の知恵ではこの程度の大雑把な話しかできませんが、この先もしばらく好転する兆しが見えない以上、直接親御さんが我が子の学習環境に責任を持たなくてはならず、その解決策を可能な限り同志のコミュニティによって、一つでも多くの選択肢を準備しておけるかは、有事対策の知恵に繋がっていきます。

問題は減らせない以上、少しでも前向きに考えるのは必然ですし、子どもが最後に頼れるのは親御さんしかいないわけですので、今まで積み残して来た教育問題を、大いに考える時間が増えたこの時期に一歩でも前進させる機会にしていただきたいと思います。

 

 

最後に、親世代は自主性を教育で得られなかったために、市民側から課題を乗り越える経験を持てず、政府や自治体の指導に依存した結果、それが当たり前のように生きてきましたが、海外の多くの国が自主性と自己解決に関する教育に主体を持たせている事実を、私たちはその現実と選択肢を受け入れる時期と思えないでしょうか。

日本政府は敗戦後、従属の平和と事なかれ教育を私たちに当たり前のように思わせて来た、そのメリットはあったにせよ、一方で主体性をリスクと考え自ら改善できる権利を忘れ去ろうとしているデメリットを見直すべきで、主体は国民にあるのであり一定のリスクを共有すれば、今よりマシな選択肢は持てると筆者は考えたのですが、その根本の事実を子どもにも諭していけるのは、政府などでは無く、親なのだと気づいてほしいのです。