くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

日本と香港で起きていること

 加害者が、高齢者のために逮捕をしない方向で動いているこの事件は、被害者ご家族にとっては青天の霹靂でしょうし、同時に犯罪予備軍のような目で見られがちな同じ高齢者ドライバーの方にも、混乱と不公平感の残る事例です。

 日本の交通取り締まりは、ノルマがあったり証拠主義のため、隠れて違反をさせてから取り締まるなどの、理不尽な現実をもっていますが、それに加えて偏った取り締まりが事実かした場合、守るべき交通ルールの信用性は崩れ出すかもしれません。

 

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池袋暴走の元院長が「車の性能が悪い」とも取れる発言 怒りの声 - ライブドアニュース

 

 違反の常習者の行動が、本来の取り締まりを歪ませ、初犯のドライバーの処罰が不平等にさえ見えてしまう結果は、交通犯罪の更生に悪影響を及ぼします。

安全運転者の証明とされるゴールド免許は、そのメリットの多くがペーパードライバーとさえ言われるほど、アクティブなドライバーへの恩恵よりもリスクが目立ってしまいます。

 

日本の法裁きの基本にあるのは性善説で、これまでは前向きに見られていたわけですが、性善説を悪用するケースが横行してこれば、全く意味を持たなくなってきますから、建前で取り締まりをするならむしろハッキリと明かした上で、行動してほしいくらいです。

 ドライバー側のモラルの低下が主たる原因である以上、その責は受けるのは仕方ないにしても、恩赦でもないのに免責事例を実施することに警察が踏み切ったこの事実は、今後大きな節目として私たちは心に刻んでおく必要があります。

 

末端の警察官たちの多くは、真剣に事故撲滅に身を削っているのでしょうが、大元がこのような事例を作ってしまう事は、ドライバーだけでなく取り締まる現場の士気にも少なからず憤りをもたらすでしょう。

どういう力学が働いているのか知るのもおぞましいですが、特別な人物が人格者でもなく単なる元政府関係者でしかない事は、今後自動車利用者の動向も変えてしまうかもしれません。

 

公平な法の執行が事故の抑止になるのに、その方の効力を失うことは、今中国政府が国民領土に関わる人々への、極めて非民主的な搾取と基本構造は変わりないわけで、日本が今後偏重取り締まりを正当化する方向性の一面を、証明しています。

この現実は、決して警告や諭すための比喩ではなく、今後国民全員に等しくかかる自動車利用のリスクを表明したということですから、車を利用せざるを得ない現実はあるものの、これだけあからさまなジャッジ偏重を前にすると、大きな流れでは自家用車の新規の所有は可能な限り見直し、私たちは公共システムへの要求を強化した方が良いということでしょうね。