くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

パブリックビューイング

東京オリンピックがマラソン競歩が、暑さ対策の抜本見直しで、急遽札幌開催のお触れが出たことで、小池東京都知事の戸惑いと対応が注目されました。

一見、このビッグイベントの盛り上がりを冷ますような仕様変更に対して、市民の意見は意外と冷静で、TVインタビューでは良いことだと言う評価が結構流されていましたが、企業や都の立場と市民の立場はやはり相違があるのでしょうか。

 

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【11/2(土)】ラグビーW杯決勝のパブリックビューイング会場はどこ?|イングランドと南アフリカが激突 | Olympic Channel

 

ワールドカップラグビーゲームの日本チーム成績好調の結果で、以前から注目されていたパブリックビューイングによる娯楽の定着が、より認識が深まりました。

こうした新しい形のカーニバルを共有できる施設が増えたことで、身近にスポーツやイベントに参加できる機会を利用できるメリットに、業界や政府も注目しています。

 

ラグビーの次の大きなイベントは、来年の東京オリンピックとされていますが、東京都や政府が見込んでいる目算と、地方ごとの関心は少し異なるような違和感が出てきたように思います。

主催地の東京都が、主催者のIOCから通達された理不尽は、従来日本が自負していたものとは異なることを示唆する出来事だし、オリンピックへの期待感が経済効果とイベント効果への、主催地と被主催者側の評価が違うことがどのような差を生むのか、注目したいです。

 

前者が費用対効果を削がれたのに対し、後者は純粋にスポーツを楽しめる判断に肯定する姿は、パブリックビューイングの経済効果が中央と地域での期待が、異なることを明かしたのかもしれません。

この傾向が正しければ、正常進化と言って良いと思えますし、公益よりも娯楽の共有が重視される傾向は、私たちには嬉しいことです。

 

日本国内で、経済効果の首都への集中化に力を入れる傾向から、地方分散化がもたらす経済効果の方が高いと示されたとも見える今回の変更は、今後の地域独立採算化への切り口となるのでしょうか。

幸いにもスポーツを中心にゲームなどの観戦にパブリックビューイングが積極的に地域の経済効果に貢献している事実は、日本全体で景気を支える空気を高めていて、それが政府政策とは少し違えども、結果オーライだと実感できます。

 

昔、TVが普及する以前にも街灯TVという文化があったように、それが無償であったことが、飲食と絡んで有料化されたとしても、消費機会を望んでいる消費者にとって、望まれる進歩だけに、このまま進化を続けてほしいです。

ネガティブに見れば、意思決定の分散が国内の経済発展の方向の混乱につながる見方もできますが、それより意思決定の独立性を裏付ける手段を増やせるメリットの方が、きっと私たちを幸せにしてくれるだろうとワクワクせずにはおれません。