くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

女性は3歩下がって歩け文化の反動

日本の人工の半分以上は女性である事実を、もう何十年も前に知っていながらも、その優位性を活用できていなかった今にあって、多くの成功例を持つ他国と大きく経済発展の面で遅れをとってしまったのは残念な事実です。 

 その事実とは、以下の記事の通り企業に入社した女性社員が陥るモチベーションの低下ではっきりとしてしまいましたが、このごにおいてもこうした統計が偏りや信憑性が無いなどの声が未だ起こるのは、このささやかながらの統計が誰もが実感している社会の空気のほんの一例でしかないことを認められないのかもしれません。

 

president.jp

なぜ女性は入社1年で昇進する気が失せるのか | PRESIDENT WOMAN | “女性リーダーをつくる”

 

 多くの女性は言うまでもなく、男性の認識においても実質的な男女雇用均等法の効果の不備には憤りを感じている段階だと普通に感じられる中で、本来経済効果を最大限追求してしかるべき国内企業では、男性社員を当たり前のように酷使し、一方で配慮と言いながら女性社員活用を拒む不合理に明け暮れるのは理解に苦しみます。

大手企業の偏った成長戦略が仇になる一方で,ITインフラの普及で、振興企業の台頭が起き、旧体制企業よりも男女均等の職能リソースを有効に活用する動きが一般化してきたことで、不合理な企業習慣は改善されるようにはなってきました。

 

しかし、いまだ戦後から急成長した現企業の作り上げた社会慣習は、世代交代を待つしか大幅な改善ができないのでしょうか。

表題の女は3歩下がって歩くと比喩されてきた男女格差は、女性の待遇に主眼を置かれ使われてきましたが、実際はそれほどに単純でもなく、多方面にその原因を求めて解決すべき過大なのかもしれません。

 

例えば、教育の段階から初期には儒教が導入され、目上には配慮をする姿勢を強調された時期に受けた教育が、縦社会の骨組みを強化しましたし、子供は女が育てる適正を強調することで、男は競争本能を満たすべく軍隊的な統制によってコントロールしやすい競争意識が植え付けられています。

筆者も含め一見当たり前のようにその正当性を疑いもせず、競争に勝つことが男の本懐とばかりに、とことん本能を利用され、女性が本来担えた筈の人材の空白を埋めさせられた結果、男性人材の疲弊化が甚だしくなっています。

 

男性は疲れ女性は抑圧ばかりが貯まる職業環境が示す効果を反比例させる企業の共通した動きは、どこから起きてなぜに標準化したかに問題の根本があって、それを中心に改善をしなければ効果の方向はバラバラになってしまいます。

今後、新興企業の合理的な人材活用の動きが、旧体制の慣習にどれほど食い込んで正常化していくかは今持ってわかりませんが、できる人ができる所からできる時期に少しづつ変えていく意識は持って行動に表すのは、決して諦めてはならない未来の糧になるのではないでしょうか。