くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

あおり側とあおられ側が噛み合わない、その根っこを考える

今回時流に乗っているのか、同じ自動車トラブルでもひき逃げや飲酒事故がほとんど報道されなくなるほど「あおり運転」が幅を利かせ、各TVメディアが不毛な報道合戦を連日繰り返すと、さすがにお隣韓国メディアも比較記事を書くまでになるらしいですね。

今回は、タイムリーなあおり運転になぞらえて、警察報道市民の反応から様々考えてみたいと思います。

 

www.chosunonline.com

あおり運転・暴行…日本はすぐ顔を公開し逮捕、韓国はノロノロ捜査-Chosun online 朝鮮日報

引用記事で取り上げられた事例の加害者も半国際的有名人になったものだと皮肉りたくなるほど、この事例が突出して異常だっただけに、その連日のメイン記事報道扱いによって、また重要な今報道されるべきニュースが、犠牲になっているようです。

メディア以外でもし市民も同等に注目していたのなら、この国内での盛り上がりは、相当の被害者・加害者、そして被害意識を持った人の多さの裏返しなのだと、改めて驚いてしまいました。

 

TVメディア側の行動で気になったのは、ドライブレコーダーの通販番組よろしく人気売れ筋ランキングや商品詳細に言及し多大な時間を費やす念の入れように、開いた口がふさがらず、被害者にならないためには「これしか無い」と言わんばかりのお節介情報にしのぎを削っているようで、本末転倒を禁じえませんでした。

どの局も通販番組に力を入れているので、こうした販促には慣れているとはいえ、思わぬ話題沸騰に宣伝効果を期待しているようにも取れたり、深読みする人ならメーカーとメディアの癒着の方が心配になる人もいるかもしれません。

 

流石にNHKでこれをやったらアウトだと思いますが、民法ではこれが販促モデルの展開として有効ですし、不謹慎とはいえTV視聴率低迷からのV字アップも狙えるかも知れないわけです。

アイドマの法則のように、販促の成功には初動の驚きや不安をどう広げるかが鍵になることは知られていて、大手広告・芸能企業にグループ化したTVメディアの商的動向は気になるところです。

 

話を少し戻すと、韓国など海外でのトラブル解決については詳しくありませんが、筆者もきれいごとを言うつもりもなく、若い時分は結果的に加害者側になったこともありますし、それ以上に被害者体験もしています。

その経験から、現場でしか学べない難しさが数多くあったという事実で、今は映像機器の低価格化。高性能化が進んだせいで、経験則に関係なくリアルなトラブルシーンを見聞きできる時代になりましたが、問題解決には当事者でないとわからないことがたくさんあるということではないかと思っています。

 

まずトラブル発生以前に、そうなる経緯がそれぞれ違うということで、人は一定以上の自己主張ができていないと暴走してしまうもので、普段大人しい人がキレたりその逆がはっせいしたりします。

また事が起きた際に加害者被害者どちらにころがるかはかならずしも一様でなく、明確な判断基準が共有しにくい発生現場で、第三者でさえ難しいジャッジを客観的に運ぶのは困難だったり、感情・利害が絡む当人同士ならなおさらに難しくなるでしょう。

 

その状況において、自己主張を重ねようとすればしただけ合意は遠のくのは誰でも頭では理解できても、今起きている現場での当人の行動は、いざとなるといかに自分が有利にできるかの準備に奔走する姿でしかなくなります。

 

明らかに加害行為が明確でも、相手に白を黒にさせる強要する行為は、ざらにみられますし、被害者の証明は被害者が行うガチでケースバイケースであり、ドラレコの性能の差というより交渉力がモノを言い、同じ事実でも一つとして同じ解決法はないと思っています。

まさに事件はその時に関わるあらゆるものを巻き込んで起こる限り、単にドラレコに映っていれば有利とか、むしろ映っていない部分は、交渉・話術でその場を解決しなければならないわけです。

 

それが難しければ、口をつぐみ即契約保険担当者か警察を呼ぶためにスマホを使った方が無難かもしれませんが、いざ当人同士で解決しようとするなら、試されるのがアドリブ力になってしまいます。

極端な例ではこのスキルの高い人らは、結果を白でも黒でも器用にしていまっているのを体験してしまうと、加害者被害者傍観者どの立場でも、現場の立ち回りの上手下手で勝敗がついてしまいます。

 

結局勝敗で結論するのではなく落とし所ををどこに取るかで行動する、計算力を失敗しながら学んでいくしかないと思いますが、もちろん積極的に絡んでいくというのは論外で、加害者は相手を見て強気に出るので、攻撃的になるのではなく毅然とした姿勢は緩めない、相手の言い分をしっかり聞き分けるはらを決めるのも大事です。

見聞きしたことだけで不安にあおられドラレコを買ってしまったり、事故現場の一部始終を過度に見すぎて被害者意識を増長してしまう前に、例えば警察の初動重視や、高難易度と予想される事案は早期回避する要領の良さを、経験から訓練したり学んだ方が実用的で汎用性は高いのではないという意見もあることをとどめていただければと思います。

 

ドライブは便利になってより気分高揚にもなるおもて面と、故にその責任の重さを忘れがちで人によっては自分の力を過大評価しがちにもなるうら面があるのは、結構忘れがちで、その意識差で簡単に加害者にもなりうるわけです。 

この感情はまる機会は車に限らず現代社会全体にあって、便利さの反面で実力の過信は起きやすくなっていると言うことかもしれないですし、単に自己意識が高いとかの性格以前に男女それぞれに対処のさが良く見られることから、致命的な原因にまで及ばないと解決しないかもしれません。

 

技術向上・合理化で利便性の向上が起こる背景で、企業や消費者にとって利益になるか損失になるかは製品の需要と供給のバランスで決まりますが、精神に起因する損得勘定は製品の様にバランスではなく、個人の状況判断と対応満足度の兼ね合いなので、理性が欠かせません。

かといって普段から少しでも有利に動こうとする人は、本人的には一時的に満足できても、その分不利益が起こると不幸の度合いも大きくなり、自覚がない分感情的になりやすい。

 

一方で、優位を貪らずとも、バランスを重視し理論武装した結果、感情を被り続ければ何時か崩壊し冷静さを欠いて失敗したり、なかなか難しいものです。

人の感情や満足というのは果てがありませんが、事の最後に幸せな人とは、周囲に左右されない価値観の範囲で、自分で満足度をコントロールできる人なのかもしれません。