くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

かつて「聖職」と言われた教師の様変わりが映すもの

久しぶりに学園ドラマで高視聴率を見せ完結した「3年A組 今から皆さんは、人質です」ですが、金八先生〜の時代とは大きく変わった「求められる教師像」に、大きな課題を提起した点で色々考えさせられますね。

上のドラマほどテーマは重くありませんが、下のツイートを見て「教師ガッカリだよ」な事実を知って、しばらく学校という貴重な体験環境から離れている筆者が、あれこれ考えさせられたことをシェアしたいと思います。

 

いじめ問題は何度か扱ってきましたが、学校内の問題を見つけジャッジする教職員のポジションや認識がサラリーマン化が顕著で、上のドラマで主演の菅田将暉が演じた様な「真剣に問題に立ち向かう」姿は無く、さらに専門職に留まらず一般職にも見られる、

「教師以前に、想定外の展開に柔軟性が無い人が増えている」

「責任ある持論を展開できないマニュアル人間が市民権を奪っている」

現実に、フツー感が支配するおそろしさに憤りながらもその普遍性に疲れ切っており、それを見透かした様に(あえて表現する)教育業界はより閉鎖性を強めながら、事実と異なる歴史や世界認識を助長する奇行にまで及んだことで、教師もその是非に余計な論争に巻き込まれ、子ども達に日本人として必要な知識を与えられる判断力を失っている様ですね。

 

twinavi.jp

小学校の教師「人間の祖先は?」 児童「おおもとは海の微生物」 → 教師の冷たい対応に「ほんと傷つく」「悲しい」の声 - ツイナビ | ツイッター(Twitter)ガイド

 

「3年A組〜」ドラマはあり得ない程の想定外さで、周りの大人や生徒の行動を浮き彫りにするインパクトによって、情報の刺激に鈍化した視聴者を惹きつけた様ですが、その鈍化の一員を担っている「マニュアル化社会の犠牲者」の増大には、そのくらいの衝撃がないと意識を変えさせる効果が出にくくなっているのでしょうか。