くろま流 × NAGOYA式 ブログ

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SNS情報拡散で起きる悲劇、理想の解は出なくとも。

日本で今起きている社会問題には国内独自の問題と、同じような問題が他国でも起こる事がありますが、親日で知られるお隣り台湾の人が犠牲になった、あまり知られないだろう悲劇を紹介したいと思います。 

 

 詳細は下記をご覧いただきたいのですが、台風21号災害の際に大阪国際空港KIXでおきた事件ですが、空港利用者避難の時にSNSにある書き込みから誤った事実が拡散された結果、追い詰められた台湾人関係者が自殺に追い込まれた事件です。

 

www.j-cast.com

全文表示 | フェイクニュースで自殺に追い込まれた台湾の外交官 日本との親善に尽くした彼を襲った「ある情報」とは : J-CASTテレビウォッチ

 

記事を見るかぎり、日本人が介在した可能性は低いと思いますが、中国人と台湾人によって広まった思い込み情報が、同胞の命を奪ったことになります。

 

まずは中国人特有の中華思想がキッカケのように見え、次に大量の中国人(本土)によってフェイクが物量的拡散し、そのあとの悲劇が台湾の人々が盲信したことでとどめをさしていました。

 

日本人では起きにくい例とも取れるこの問題とは言え、この事件から学ぶべきことはいくつかありますが、その根幹に自分の言動への正当化と無関心の心理が働いたことで、問題を軽んじてしまう行動が当たり前のように起きている事実。

 

特にSNSの書き込みは短文で出されるものが多いだけに、発信した情報の正誤性を証明され無いまま(根拠を省略して)発信されることが多く、速報性を優先するのが最大のメリットである以上、この利便性の対価となる伝言ゲームと同じ弊害が今後どのように意識されていくか。

 

また、筆者の書くようなブログのような媒体なら、まだ記事の根拠を書く余地があるためおきにくいトラブルは、SNSでも速報性を重視しているサービスの存在そのものの存在意義を問われながらも、ブログ・FBのような媒体よりも速報性を好む傾向が大きくなる、時代のニーズには逆らえない空気も問題です。

 

これから感情的な情報発信をするユーザーがSNSの主導権を持つのなら、SNSユーザーインターフェイスそのものが、人間に合ってい無いのかもしれないし、その実現は困難を極めるとしても、企業利益が絡む以上その倫理面も併せて改善が必要になるでしょう。

 

SNS情報拡散には、良い結果と悪い結果が同時多発的に発生する事実に多くの人が戸惑っていても、次々と対応するのに限界がありそこに無責任さと責任転嫁が加わるSNS情報の価値がどれだけのものか、退いて考える心の余裕はあるでしょうか。

 

さらに国内で本当に恐れられているのは、マニュアル化不能と即応性を試されるプレッシャーが、さらに真面目な人々を追い詰める二次的な悲劇について、自分で自分を追い詰めている現実への自覚があるのでしょうか。

 

ここ十年ほどで爆発的に便利になった情報収集が、いつのまにか欲する者を追い詰め、不便にしていく社会の中では、不便だった時代には当たり前のようにしていた、冷静になって考える行動ができずにいる現実を、整理する時間を取る責任があるのかもしれません。

 

それが数分なのか1日なのかは、それぞれの事情によってさまざまでしょうが、わざわざその時間をとってでも解決しなければならないことが必ずあると思てなりません。