くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

ヲタw文化がもたらす、地方でしかできない国を興す効果

 筆者地元のロケハンを中心に制作されるNHK短編ドラマシリーズ三部作の一つ「トクサツガガガ」の話題は、想像以上に反響を出しているのは嬉しいかぎりでした。

 

 オタク文化は名古屋を中心とする東海地方の、ある意味「自虐ネタ」もあわせた地元では十八番の手法ですが、その下地には古くからある茶文化や演芸文化で培った、独自のこだわりの気質が色濃く反映されているからであり、相変わらず業界からは「名古屋飛ばし」の言葉もありながら、強くたくましく成長を続けているようです。

 

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特撮番組は最高の教科書!? 大人がNHKドラマ『トクサツガガガ』に魅了されるワケ | CHANTO

 

番組最終回を見据えてNHK名古屋の特設会場で3月中旬まで「トクサツガガガ」の特別展や、最終回を一緒に盛り上げるイベントも実施され、話題性の効果を最大限生かすべく、ただでは終わらせない地域性が良い意味で、少しでも市民権を得られるといいなと感じました。

 

日本全国の地方産業が低迷する中で、唯一盛況なのがアニメや地域独自の特色を前面に、中には自虐ネタをも繰り出す独自文化を生かしたキャンペーン的な動きで、地域をアピールしながらも地域の市場そのものを盛り上げていくスタイルが、いま最も熱い手法です。 

従来なら、東京で成功事例を開発し、それをそのまま地方へ展開するスタイルが一般的でしたが、今は各地方自治体単位で独自な手法を地元の人々が編み出し、発信拠点化していくスタイルが注目され、様々な地域で成功をおさめています。

 

未だに、商業的・産業的には圧倒的に都市部や東京の影響力は大きいいですが、文化・歴史に関してその影響力は地方部発信でも大きくなりつつあって、それを支えているのが皮肉にも海外からのインバウンド観光客であるのは微妙ですが、それでも全体的にはまだ微力でも地方独自の企画によって、経済効果や注目度が高まるのは結果的に、効果が上がっていて好ましいです。

国内での、経済効果を期待する関心と海外からの訪問者の関心とは、内容も目線も何か大きな違いが出ているようにも思うのですが、インバウンド客増加の影響力と効果は、単に売上アップや市場活性にとどまらず、閉鎖感の高まる国内への魅力探しには、多様な目線と新しい魅力探しにも大きな影響を出しているのでしょう。

 

こうした地方主体の小さな成功は、人口規模や予算の制限で積み重ねていくしかありませんが、東北復興で注目され市民権を得た地道な活動は、今後日本そのものの活性化につながる大きなヒントになっていくでしょうし、これからもコツコツ日本人らしく実行し、受け継いでいく文化を大事にしたいですね。