くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

これからも引き継ぐべき地域性と新世代コミュニティ

東北地方は、歴史的にも南から勢力を広げながら国内統一を推進する一派によって、また日本の中心とされた関東地方の北に隣接する地域として、大きく影響を受けながらも自らの努力でその苦難を乗り越えてきましたが、本来は古くから深い歴史文化を持った原日本とも言える独自性と高い知恵をもった地域だと思っています。 

 かの災害でも援助と風評被害のジレンマをのりこえながら、根ばり強く耐えながらも成長する東北の人々のチャレンジは、他地域に住む私たちにとって地方創生のエッセンスとして魅力的ですが、最新の取り組みを久し振りにのぞいてみます。

 

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新しいコミュニケーションの拠点、福島県・郡⼭旧市街エリアがアツい!志を持つ未来の担い⼿が⼿がけるお店・施設をご紹介!ーフロンティアスピリッツが根付く郡⼭で今、芽吹き始めている新たなるチャレンジー|福島県郡山市のプレスリリース

 

私達が、過去を子孫に伝え引き継がせるときに、単に歴史として記録された出来事に沿った物事とは別に、地域に古くから言い伝わる文化や習慣や技術もひっくるめて伝えてこそ、本来あるべき伝承と言えるのではないでしょうか。

そのためにも、極端な人口の偏りは国土全体の健全な進歩に良い影響を与えないどころか、多様的で柔軟な国益の伸びしろさえ損なってしまう、深刻で望ましくない傾向だと考えています。

 

筆者は、日本の誇らしい歴史を学んできた経緯を通して、日本の多様性を認めた緻密な技術や文化と、Win-Winの関係を維持してきた交易が、世界にもひけを取らない高いレベルにあったという衝撃でした。

それは通り一辺倒に学校で教わった「世界」を基準にした歴史だけでは、決して知ることもできなかっただろう事実を知れたことは、個人的に歴史を紐解いてきた幸運だったと思っています。

 

日本に残される歴史だけでなく、「東北」など地域ごとに残される伝承や遺物によって、それに触れ気づきを得られたことは、学生時代に「歴史」や「社会」が苦手だった人には特に、自分の視点で学びなおせばきっとその方の人生を豊かにするだろうと信じてうたがいません。

様々なものを引き継ぐときに、例えばヨーロッパやアジアなど陸続きで、派生したコミュニティが直接交流し合体したり、時には争い淘汰される歴史があったりしますが、そのどちらの歴史を辿るかは、関わるコミュニティ間の生物的生存欲の強弱で偏ると考えれば、日本のそれは「淘汰」でなく「統一」で済んだ幸いなケースだったかもしれませんが、さらに重要なのは他地域では淘汰されても不思議でなかった「多様性豊かな地域文化」が、祭りや伝統として残されたことにあります。

 

これは、世界的に見て「奇跡」だと思えるのなら、この国に住むすべての人々は、偏らず自分の気質に素直に多様性を意識し、新世代に引き継いで行くことが、グローバル社会で自分らしく生きていくために、欠かせない資質なんだろうと思いました。

情報拡散や移動が便利になって世間が狭くなった今の時代でも、東北や九州以南は独自性と多様性がしっかり残っていますし首都の東京でさえ数百年の「江戸文化」を大事にする意識が見直されているのですから、どの地域に住む人も胸を張って「おらが地域」を誇れるまちづくりを目指して良いのではないでしょうか。