くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

日本人初「テニスランク1位」に夢見る世界一を考える

初のお題にトライしようとしたら、広告みたいなものがついて申し訳ありませんが、本題はこの下からです。(汗)

「日本人の求めるチームワーク」を、大騒ぎのあの人物の偉業から考えますね。

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大坂なおみ選手がまた「全豪」という一つテッペンを制し、ついにプロテニス選手のランキング1位に到達したニュースを見て、日本人として感動した人も多いでしょうし、もちろん筆者も思いは同じです。

 私たちが単にお祭り騒ぎにモチベーションアップするのも良いのですが、そこから見えてくる疑問もあったし、他の記事と同じ事を書いても意味はないので、一歩下がって私見を記事りたいと思います。

 

www.huffingtonpost.jp

大坂なおみ、優勝インタビューでクビトバを称える「ずっと対戦したいと思っていた」 | ハフポスト

 

彼女は、本当に懐が広い人間なのでしょう、さすが世界一に君臨するにふさわしい人間性を秘めているようですが、その人間性にリスペクトし自己への向上心に活かすのはとても有意義です。

一方で、彼女の偉業に私たちが得るものとして考えたいことがあって、それはこの偉業が日本人初というメディアの煽りは、国内で言う日本人初というのと少し違っているかもしれなくて、彼女は定義上日本人であるもハーフであり、遺伝子上で言っても100パーセント日本人ではない点でそうでないのも事実、こんな言い方をすれば反感を持たれるかもしれませんが、この事実はこれまでに言い慣れた日本人が勝ち取った世界一と言うより、大坂なおみさん個人が勝ち取った勝利であり、

 

「日本人の誇りを掛けて勝ち取った」

 

連帯感のある勝利とはまた違う勝利なのでしょう。

 

大坂なおみ選手が達成する「日本人初」は、日本人が本望とする「共同の成果」でなく。自由社アメリカ的が可能にした「個人の成果」で、彼女は日本への思い入れも強く性格も寛容で謙虚だけに、日本人としての成果の共有を楽しんでいるのであり、自分がさらに高みへ昇れる成果と、その相乗効果を楽しんでいるのでしょう。

その結果共感し祝ってくれるその相乗効果が成せる結果に、彼女自体が驚き困惑しながらも日本人的な向上姿勢に満足しているのでしょう。

 

大坂選手に見るアメリカ育ちの彼女のポジティブさは、日本人が憧れてきたもので、アメリカから得られた発想法は、ある意味ではGHQがもたらした遺産の一つかもしれませんが、現実の日本でこの個人が生み出す相乗効果自体は、今に至っても市民権を得ていない気がするのです。

私たちが目指したものは、個人の力でなく日本人が連携力で成し得たい「結果」であり、もしそれを個人成績である大坂選手の成果にダブらせているのなら、それは本望ではなく大坂選手の「達成」とは筋が異なるもので、日本の国民性が求める「連帯による達成」には、今後の次の日本人世代の努力に期待することになるでしょう。

 

何が言いたいのかというと、

祝福としての喜びは大いに結構だとして、私たちの喜びには本来のハードルの本質を意識し行動することを忘れてはならないということです。

今まで箱社会の日本が世界市場に挑戦してきた姿勢は、個人による成果ではなく、連帯での成果として期待され成長してきた事実から言えるのは、裏を返せば「出る杭」を許さない気質、つまり個人の才能を伸ばし難い社会環境からの脱脚にあるのではないかという問題提起です。

 

隣を見ては、目先基準で相対的に上を目指す姿勢は、現実的な向上スキルではあるかもしれないけれど、一方で個人単位の才能を伸ばすどころか、嫉妬で引き摺りおろしかねない悪い意識として、反省しそれと闘う覚悟の現れてでありたいと思うのです。

連帯で勝ち取る方法が、悪いと言っているのではなく、得意分野を過度に優先させず、本来その一員を構成する「個人の能力」を伸ばす姿勢が、今後の私たちに求められていると、考えてはどうかということです。

 

その機会を、結果として大坂なおみ選手が与えてくれたと考えれば、わかりやすいのかもしれませんが、良い意味で私たちは「個人のチカラ」の底知れない可能性と効果を、彼女を通して見させてもらっているのでしょう。

むしろその大坂なおみ選手の底時からを実感するには、彼女の偉業に習って個人的能力を発揮して成果を出し、それが連携によって倍増する姿を実現させてこそと、言えるのかもしれませんね。