くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

健康な人生と、薬・クスリと生活のバランス

今年話題の長期連休が「プラチナ・ウイーク」と命名されるなど、かつてなかった長期連休を、今からどう使うかが既に大盛り上がりになっていますね。

ただ、一方で病院の対応や育児施設の方針などで混乱が予想されていて、生活の内容によっては差が出始めていますが、今年も良い面と課題を残す面との格差が注目される年になりそうですね。

 

さて、今回はそういった生活の中で地味でも未だ悩ましいクスリとの付き合い方について記事りたいと思いますが、当ブログでも過去に取り上げた「ジェネリック薬品」についてです。

私達が病院で診察を受けたあとで、必ずと言っていいほど診察医からクスリの処方を受けますが、そのクスリは院外処方がもうあたり前になった時代で、一時期そのあおりで「薬漬け」の問題が話題になりました。

 

gendai.ismedia.jp

「先生、その薬、本当に必要ですか」思い切って尋ねてみたら…(週刊現代) | 現代ビジネス | 講談社(1/2)

 

その問題は、余り話題にならなくなってはきましたが、今でも処方箋発行の際に診察医との、ジェネリック処方の交渉がやりづらいことは変わっていないようですね。

これは院外処方が、福祉向上より院外商法化に偏っていることを指すものかもしれませんが、相変わらず相場と言われる価格より低く手に入る「薬」にお得感を感じてしまう傾向も、その課題になっているように思います。

 

当初、ジェネリック薬品の登場は、保守的な医療制度の高額化の傾向を緩和する良作として注目されてきましたが、実際はその恩恵が活用されることが少なく、むしろその恩恵を躊躇する人も少なくないようです。

これは未だ患者の多くが、医者=お上(崇める人)という先入観からの解放がされていないこともありますが、それ以上に医者(医療)=聖域・逆らえないものとしてイメージを変えられていない事実にあります。

 

その上で「薬」は、まるで都市伝説のように、お金のようにありがたいもの・お得なものという実利と乖離した高付加価値のイメージから抜け出ていない現実を持っていて、海外のそれとはかなり現実離れした医療のあるべき姿が、日本でなくならないを私たちは何とか変えていかなければならないと考えます。

これを課題として考えた時に、なぜ単なるモノである薬にここまでお得感を感じてしまうのかを考えると、

 

・あっても増えても困らないが、いざ無いと困る。

・負担が少なく、むしろ国民としての恩恵を感じる。

・海外のそれに比べ制度の充実度が高く、優越感が大きい。

 

 などなど……いくつか挙げられますが、筆者が心配なのは3番目の理由に関わる、精神的に離れられない「日本神話」への執着にある気がしてなりません。

医療については、現実的に医療には闇や問題が多くありますが、恩恵を受ける側から見て克服しなければならない核になる課題は、これに集約できると考えます。

この比喩は、医療サービスだけのものではなく、国と国民の関係全般に見られるもので、今ではメディアに煽られて政府に対しては批判の目が行き届いてはいますが、医療に関しては最近の不祥事がようやく大きく扱われるようになった分、その問題と課題が他人事に考えるより、まだ良質の福祉と見る人が大勢を占めています。

 

あながち間違いでは無いにしても、今叩かれている政治と同等のさまざまな課題が蓄積されていると予想され、医療が神聖化されてきた日本で私たちはその未知の課題に踏み込めずにいるというのが現状なのです。

「命に関わることだから信じたい」

 この気持ちは筆者を含め、変えたく無い思いです。

しかし、昨今のニュースが示す次々起こる問題は、こうした当事者になった方々なら医療業界は、けっして諸手を上げて肯定できるような聖域ではないことを、経験を持って知っています。

 

人によっては、語るもおぞましい現状を思い知らされた方もいらっしゃるでしょうが、お察しするとともにこの伏せられがちな現状と問題を、単にメディアで報じられる量を過信すること無く、政治・経済以上に厳しく・公平な目線を緩めてはなりません。

クスリを飲んで、病が改善されることは確かに私たちには有益ですが、がん治療に放射線治療や抗生剤投与が効果を出すというのは、最近では疑問を呈する人々が増えている事実からも、最善と信じて未だ体制変化を好まない医療の姿はあまりに不自然ですが、なぜか看過され一方でいつ実現するか未知数の、一部の医療技術革新に目が行きがちです。

 

もちろん、医療に関わる人たち全部が疑わしいわけではありませんし、結果的に恩恵を受けていることは間違いない事実ですが、医者を含め政治に関わる人たちは、私たちより知能が高い人が従事しており、そう言う人なら国民に善意的な制度を与えてくれていると、単純に信じて疑わない側がいる限り、どの商売もそうですが改善されないのも世の常です。

医療はイメージ的に別格化されやすいですが、民主国家日本においてもれっきとした民間企業体であり、その組織の良し悪しは今注目される政治以上に厚いベールに隠されたブラックボックスという事実は政治以上に「闇案件」なのに、このまま改善もされずに未来に進んでいくのでしょうか?

 

今回は、かなり踏み込んだ内容になりましたが、クスリひとつ取っても関わるものと関わらないものの認識のギャップがある事実を書いてみましたが、「闇案件」のフレーズと合わせ、もう2つ話題語を使って言うならば、

 

「信じるも信じないも、あなた次第、です!」

と関氏のセリフを借り、

 

「ぼぅーっと、生きてんじゃねーよ!!」

と、チコちゃんに喝をいただき、

 

三連ちゃんで流行にあやかりつつ、

自責の念と緊張感(どこが?)を持ちつつ、締めくくりたいと思います(汗)