くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

通信基盤の覇権と安全性を問われた2018年

 ソフトバンクユーザーにとって、一時的であったにせよ日中の通信障害の発生は大変だっただろうと察しますが、この件で改めて気付かされたのは、今やリアルの世界と同等にネットワークでの仮想世界が、無くてはならない生命線であった事でしょう。

国をあげてのまちおこしとして期待が膨らむ、来る2020年の最大イベントの東京オリンピックパラリンピックでは、ネットワークサービスは必須であり、ロンドンのそれを超える世界的にも壮大な実験場として注目されています。

 

その大イベントを1年後に控えたこのタイミングに起こった通信障害を、前向きに捉えるとしたら、むしろ課題を再認識されたと見れば好都合だったとも取れますが、来年も未曾有の通信インフラに関わる課題は予想を超えて増えていくと考えられるだけに、むしろ私たちがそのボリュームに慣れていく必要があります。

つまり、この通信インフラを核としたネットワークと人との関わりや、それをベースとしたAIと人との未来はどう関わっていけるかが、私たちが味わったことのない課題であり、今後の成功を図る物差しになります。

 

www.itmedia.co.jp

ソフトバンク、ファーウェイ製通信設備の使用は「政府のガイドラインを見極めたい」 - ITmedia NEWS

 

ソフトバンクの通信障害、原因は「エリクソン製交換機」 ソフトウェア証明書の期限切れ - ITmedia Mobile

 

これまでの問題でわかった事は、すでに多くのビジネスや生活の要として投入されている、通信インフラのコスパを追求した同社の設備投資が、結果的に機能しなかったり、セキュリティに課題を残すことになったのは、一企業の問題にとどまらず、国を超え世界全体の課題になり得る、幸いなことに日本政府は即リスクを避け設備の見直しを訴えました。

 今後、その判断がどのような結果を招くのか、誰も予測は出来ませんがこの選択は最も日本らしい堅実な判断と捉えられますし正しい選択だったと考えますが、一から純正(日本製)を開発し使用するという選択が理想であっても実現は難しい今、今ある現実を上手に利用してシステムを維持していくことになります。

 

 その維持には、おとなり中国製のインフラを避けながら実現することは、今後は難しくなっていくでしょうし、リアルな流通面で大陸間鉄道を利用して輸送コストの削減に中国との連携は不可避です。

単に政治的にアメリカと同意しながら、中国体制を牽制し、資本主義体制の中心的な役割を継続していく難しさを、私たちはきたる2020年に向けて付きつけられており、単なる中継ぎの立場でなく、もっと俯瞰した世界の中での日本の立場を取れるかどうかを問われるでしょう。

www.businessinsider.jp

“実質日本製品”のファーウェイスマホ、2018年の販売2億台突破へ。「排除」進めば共倒れも | BUSINESS INSIDER JAPAN

 

 その事実の中で新しい通信サービスや、大きく変わる仮想世界のつながりの中で、それについていけない人も多くいらっしゃるでしょうし、ついていける人でも彼らを置き去りにはできないばかりか、加えて未知の課題をクリアしていかなくてはなりませんが、遅かれ早かれこのリスクに目を背けながら生きていくのは不可能でしょう。

こうした事実において全く問題が見えていない私たちが、今後この1、2年で迎えるだろう近未来にどのように投資していくか、また計画と実行はつねにリアルタイムに変化するスピードに合わせて、柔軟に変えていく体制がこれからの政治行政が対応できるかで、私たちの生活を左右するしその中で課題をクリアしていかなくてはなりません。

 さらに、AIがこれらの課題解決に大きく関わっていく時代に入ってからは、その時代に向けて人がどのように対応していけるか、直接なんらかの形でAIに触れてみなければ実感が薄いと思いますが、その独特な判断と行動を自分なりに咀嚼・見極めながら、上手く付き合うすべをそれぞれが考え行動しなければなりません。

若いひとたちはそれらに柔軟に対応していくでしょうが、今までのAIを必要としていなかった人々には、戸惑いと行動の遅れを感じざるをえないかもしれませんが、それでもなんらかのつながりを持つことで、一歩でも実感できる機会を持つように心がけるべきかもしれませんし、そこで完全に関わりを経てばそこからの未来は暗いものになるでしょう。

 

難しいことを書いてしまったかもしれませんが、きたるAI時代にむけて、筆者がこの一年で学んだAIに関する実感と課題を書いてみましたが、暗い未来にするか明るい未来にするかは、人それぞれの行動によって変わる事実はこれからも変わらないという事はご理解いただけると助かります。

その上で誤解をしてほしくないのは、AIは「シンギュラリティ」と呼ばれる、AIと人の指向性の転換点が決して暗い話ではないと筆者は考えていますし、たとえ来たとしてもその時点で人間はAIの奴隷になる事はあり得ないと考えていることです。

 

その時代が筆者の生きている間に来るとは考えにくいのですが、もし来ることがあってもこの考えは変わらないでしょうし、そもそもそれが人に不利になる転換点ではないといことです。

AIは決して私たちの敵になり得ないでしょうし、むしろ人にはできなきことや、不得手な部分をサポートしてくれる存在として、能力を発揮し進化してくれるでしょう。

 

こうしたAIと人との未来は、あくまでも特定の人が自分にだけ都合のいいAIを開発しないことが前提ですが、その可能性は捨てきれないにしても、その競争が発生し淘汰が起こるでしょうし、人の届かない領域においては一人勝ちのアンバランスさが起こる確率は低いでしょう。

AIは、人に限らず事実だけを根拠に公平な判断を下し、ジャッジ派人に委ねるのですから、人そのものの判断に誤りがなければ、良きパートナーとなるでしょう、ともあれ、転換点と予測する2045年を脅威と見るのはごく一部の未来が実現した場合であって、多くの人は脅威よりも可能性を期待して利用すべきということを忘れないでください。

 

もうすでに2019年から、その未来は始まっていくのです。

 

前向きに捉えられる未来を、私たちがどれだけ欲するかによって、明るい未来と暗い未来のバランスは変わり、私たちの未来の豊かさは私たちの行動でいくらでも変わっていくものですから。