くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

国際化・情報化社会での日本の不器用さと武器

いま最も強力な勢力を誇る米企業の、情報化社会での優位性がもたらす問題を、欧州諸国が積極的に協議し改善を図る動きが、日本でも認知され出した今にあって、ネット社会にあまりメリットを感じない人々への啓蒙と、メリットを感じる人の意識改革は、避けては通れない現実的な問題です。

 紹介記事例のように、一国優勢だったデファクトスタンダードへの切り崩しは、次々と仮想化社会に隠れている問題を浮き彫りにし、地道な解決へと導びこうとしていますが、それでもやっぱり国内企業のセキュリティ意識は幼稚だと言わざる得ません。

 

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ASCII.jp:グーグルの支配が終わる GDPRで変わる世界 (3/4)

 

仮想通貨や金融サービス、ITサービス企業による不祥事や事件は、始めは海外でしたが、昨今のそれは国内で起こる事件が、より被害甚大である意味では日本がその実験場と言われても言葉を返せなくなるほど、常習化している現実は企業ならずとも日本人全体に言える、国際認識とそのセキュリティ意識そのものが、そのままIT化社会になっても引き継がれていることを、露骨に示していないでしょうか?

先進国と言われる国の中で、教育や企業進出において国全体に及ばず個々にしても国際化への様々な自覚が薄かったのは、今になってじわじわ後悔へと繋がっているケースが見えてきて、その時間の取り返し方に混乱をきたしている姿が、今の日本の状態として現れています。

 

国内の観光地化が強化されるようになって、ようやく外国人や外国文化の関わり方が、実感として個人単位で増えているのはまだ幸いですが、それだけで窮する姿を自覚して恥じている人は、まだまだ少ないように感じます。

日本人としてのアイデンティティに誇りを持ち、良き日本を守る姿はとても重要なことですが、それを改善しようとする動きに過度に反応してしまったり、個人情報保護・国内文化保護に海外企業誘致・外国人移住が有害だと考える誤解が多かったり、まだまだ新しい試みへの正しい説明と理解が、噛み合っていないようです。

 

では、こうした緊急性の高い課題を私たち日本人がクリアしていくには、

どうすればいいのかいいのでしょうか?

 

海外との接触が多い企業や教育施設に居る人は、最新の変化に対応するスキルを養うことが出来ても、それ以外の人々へが関わる仕組みが軟弱であり、その立場の2極化やギャップは日本独自の課題でしょう。

日本には古来から「お隣さん文化」が浸透していて、国交を開くまでそれがネックになることはなかった為に、その対策が先進国では遅れる結果となってしまったのはとても残念ではありますが、今外国人観光客が注目する日本人の「人懐っこさ」や日本文化・生活への「郷愁」は、国境があった為に作れなかった人種間の「協調性」を、外国人から見れば、ある意味では憧れであるのでしょう。

 

今の日本には外国人が羨むような人との繋がりやそれを重視した習慣や文化が、まだまだ残っていて、私たち日本人が国際化を曲解して手放そうとする貴重な優位性と価値は残し育てたいですし、言葉の壁や海外情報への消極性は乗り越えたいのが本音ですが、それらギャップを整理する時期に来ているのでしょう。

日本が国際化に対応するうえで、日本人の得意とする「連携」や「役割分担」をそのまま生かしていけるかが分かれ目で、ひとりで器用貧乏になって中途半端にならずとも、いままで通りに守っていく役割の人々と、彼らを擁護し世界に生かしていく役割の人々に分業して乗り切れば、結構乗り切っていけるのでは無いかと、楽観的に考えています。