くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

日本と親しい国、台湾の最新公共交通

日本と距離的にも歴史的にも関わりの多い国である台湾は、災害時の相互援助や人々の交流などでとても親密で良好な関係を保っているだけでなく、結構日本と共通する面が見られるために、参考にすべき点がたくさんあります。

その中で、交通事情は日本と比べバイクの比率が多く参考になりにくいように見えますが、公共交通では日本の新幹線を台湾が採用したりしながらもMRTは日本より普及していたり、バスも含め運賃支払いが全国で共通のICチップpassを導入していたり、地味に利便性が高いです。

 

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交通(モビリティ)先進都市の台湾・高雄市から占う日本の未来|私たちの生活を深化させる“モビリティ”の世界 Vol.4|自動車評論家コラム【オートックワン】

 

その便利さは、台湾へ旅行された方なら実感するでしょうし、始めての訪問で言葉が通じにくくても、比較的気軽に公共交通を利用できる事に、少なからず驚くでしょう。

それらの実現には、日本と異なり私鉄企業数が少なく、仕様の統一がしやすい事情はありますが、その便利さと料金の安さを体験してしまうと、日本でもこうなってほしいと願わずにはおれません。

 

私鉄が多い日本は、多い分競争原理が働いてサービス向上につながる利点はあるものの、台湾のようにシステムの共通化でコストダウンし、料金反映されるのも魅力では無いでしょうか。

こうした実際に乗り比べて、より良い公共交通システムをつくるニーズを改善していくことが、生活向上や経済効果効率化へつながり、ひいては観光客の増加などにつながるだけに、今後人口減でより公共交通機関の効率化に、台湾の公共システムは日本にとって最も実現度が高いので、今後技術提携も踏まえた協力関係の構築は有効です。

 

その前準備としては、基本技術面の評価は両国とも日本に優位性があると認識していますので、交通システムのハード面では日本技術の精緻さや安全性の高さを生かし、ソフトウエアやサービス面では国民性による慣習が異なる点は考慮しながら、できる限り共有できる配慮をしながら、使い分けをしやすいシステム構築によるコストダウンを目指してはどうかと思います。

これらのインフラ日台協業の実現度には双方の意識ではハードルは低いでしょうが、中国の干渉や抵抗の面で大きな課題になるでしょうが、どのみち経済圏が近いこともあって遅かれ早かれ同様の衝突や、より前向きな提携関係は関わってくるでしょうから、日本がもっとも得意とする鉄道インフラという武器を引っさげて、中国とも可能な限り有利な提携を目指す方が合理的と考え、中国が米との貿易戦争で低迷している今、早いうちに実行した方が優位性は高まるでしょう。

 

なににおいても国際的な課題が多いほどハードルは高くなりますが、手をこまねいていてはIT産業のように世界レベルに遅れを取ってしまいますから、二の轍を踏まないためにも得意分野で近所づきあいから挑戦していけば、比較的低リスクで他国間協力は期待できるのではないでしょうか。