くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

移動インフラの「コスパ競争」地域活性の貢献度は?

昨年あたりから、移動インフラのコスパ競争が盛り上がっていて、2020年国内景気活性化の足がかりになっていますが、実際私たち国内の需要にはどの程度期待が持てるかを、これから暖かくなって景気上向きを期待する意味で、今回は考えてみたいと思います。

そのコスパ競争の主だったインフラというのは「旅客機」と「新幹線」の比較を指すのですが、大雑把に理解しておきたいのはそのコスパ分岐点は、移動時間が3、4時間以上か以下かで選択が変わってくるようです。

 

また、行き先については最も多いのがビジネスでは東京ー大阪間で、次いで東京ー福岡間が多いと予想できますし、観光面ではインバウンド需要も加味すれば東京ー大阪間は同様、東京ー札幌間も加えて良いのではないかと思います。

ビジネス・観光そのどちらも需要の高いテッパン路線に当たる東京ー大阪間は、今後も基軸になる区間ですし、この区間ではさらに高速バスも競争に加わることも考慮して、コスパを考えるには大事な要素になってきます。

 

そこで、まず地方からの視点で東京・大阪からの移動人員を各々の地方へと向けるにはどのような視点が必要かを主に考える必要がありますが、そのためにはまずそれぞれの起点からどの程度離れているかが、それぞれの地域活性化の課題解決のキモになってくるでしょう。

例えば、筆者の住む東海地方では中心となる愛知をはじめ、岐阜・三重、静岡西部が対象になってきて、そのハブに当たる名古屋駅の利便性向上が今急ピッチで進んでいるように、いかに中途半端な位置に立つこの地域に、人の足を止められるかが課題になっている状況です。

 

その中心となる名古屋市では、今当に街の魅力向上に盛り上がっていて、先行すべきビジネス面ではすでに名駅周辺の開発が完了しているし、続く商業・観光面でも名古屋城周辺の魅力度アップ、名駅に続いて栄に続く地域の商業施設のリニューアル計画がいよいよ始まるなど、この地域らしく堅実に進んでいて、今後も不動産価値の向上も期待できそうです。

今後はこの開発に乗っかって、岐阜・三重が人の流れを引き込む観光的な魅力度を向上させる変化が期待され、その結果如何ではある意味その他地域でも、開発モデルとして活かせるだろうと考えています。

 

それに加え今後注目されるのは、東京以北と大阪以西のインフラ需要の伸びで、ビジネス面では中国アジアへのハブとして博多の需要が増大、観光面では主にインバウンドによる東北や北海道への関心が高まるなど、それぞれの地域で課題の絞り込み次第で、人の流れをどのように変えていくかの方向性は、各々特化されていくと考えられます。

それにしても、必ずしも東京ー大阪間のノウハウがそのまま応用できる訳でないにしても、今後も主要路線は日本人にも外国人にも注目されるのは変わらないでしょうから、人の流れに変化を期待する人々にとって、課題を整理していく重要な基礎としては、そのコスパ競争の行方は今後も注目されていくでしょう。