くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

地方の観光が、世界の目線と合わせるべき理由

「楽しい国 日本」観光資源活性化の検討会議の提言。私も参加させて頂きました。

外国人旅行者の平均消費額15.4万円のうち、娯楽サービス費はわずか5000円。体験消費には特に大きな伸び代あり。

娯楽サービス費だけの課題ではありませんが、
①凄いコンテンツがあるのに説明が拙くて価値が伝わらず。入館料もたったの300円。
②周辺にゆっくり食事できる素敵な飲食店がない。
③まともなホテル・旅館がないので日帰り。
④一泊しても街に夜遊ぶところがない。

等々、日本中もったいない事だらけ。顧客の動線をイメージして、どうやればお金を落としてもらえるかを真面目に考えよう、という話。

<報告書>http://www.mlit.go.jp/kankocho/tanoshiikuni-kento.html

 

日本国内の今後をうらなう上で、今海外が向かっている方向性つまりトレンドを踏まえた活動は、今後国内の景気を上向けるのに無視してはいけない要素ですが、私たちはそれが頭ではわかっていても、行動につながっていないように思えるのは残念なことです。

その海外でのトレンドを実感できるのは、先のオリンピックでも例年になく盛り上がったパラリンピックや、今アメリカで問題視され若者のムーブメントが注目される学校での銃規制、米だけでなく国内でも女性蔑視やパワハラへの嫌悪感の動きです。

 

後者は今回おいておくとして、前者の身体的ハンディを負った人たちへの動向が、ここ数年で商業的に見直される時代に入っており、地方観光としてもその動向はなんとしても取り込んでおきたい改善点になるでしょう。

今回紹介するのは、そのサポートや改善になる新しい技術としても注目できると思い、取り上げてみましたが、目の不自由な人々は足の不自由な人と比べても多く、その人々を観光客として見た場合に、記事の技術はとても役立つものです。

 

gigazine.net

目が見える人も見えない人も読むことができるユニバーサルフォント「Braille Neue」 - GIGAZINE

 

見える人でも見えない人でも、同じ視点で情報を得られるという発想は、まさにユニバーサルデザインの王道であり、とても興味をそそられるものであり、また今後もこうしたコストカットにつながるものの考え方は、地方のような事業的に大都市と比較して、コスパが悪くなるケースではまさにトレンドにすべき発想として注目していきたいです。