くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

ひそねとまそたん、まちおこしのセカンドウエーブ?

なぜか、岐阜の話題がここ数年で何度も大きく取り上げられているのは、単なる偶然なのか、地元を見守る筆者にはまだ半信半疑ではあるものの、今年は岐阜を舞台にしたドラマが2本も始まる事態は、注目せざるを得ません。

一本目はアニメでこれ、

news.walkerplus.com

ドラゴン×自衛隊!樋口真嗣×岡田麿里!注目のTVアニメ「ひそねとまそたん」を楽しむ3つのポイント(1/2) | NewsWalker

 

entertainmentstation.jp

【インタビュー】特撮映画の名手・樋口真嗣が描く“お仕事アニメ”の本気度。航空自衛隊とドラゴンと…異色だらけの話題作『ひそねとまそたん』 | 【es】エンタメステーション

 

2本目は朝ドラでこれ、

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『半分、青い。』佐藤健が明かす、永野芽郁との関係「“仲のいい人”と“好きな人”の中間くらい」|Real Sound|リアルサウンド 映画部

 

ここでは詳細は上の記事に譲るとして、アニメで「君の名は。」が、まちおこしに多大な効果を発揮したのは皆さんご承知の通りで、その後の2匹目のドジョウはなかなか期待できないのが世の常ですが、どういうわけか同郷の「岐阜」ローカルネタのドラマが2本も、今年スタートするという奇跡。

前者は、あの「シンゴジラ」の樋口真嗣監督、後者は人気俳優佐藤健が主役級の期待作なので、今年はイヤが上にも地元が盛り上がらないわけが無いでしょう。

 

こうした奇跡? とも思える理想的なまちおこしのチャンスは、筆者としてはある意味必然とも考えられると思っていますが、その根拠はもう何年か前から積み上げてきたある「ジャパンブランド」熟成への第2波と思えるからです。

加えて、このムーブメントは「地方創生」の事象実験と考えることができれば、実験の王道と言える集中と選択によって、上向き景気の中での効果を期待できますし、集中させることで明確な成果を得やすくなるからで、以前からも申し上げているように日本のような小国では、資本と技術の集中化は最もコスパの高い経済効果を上げる、最良の方法だからです。

 

おそらくこのムーブメントは、政府とか経済連とかが意図的に起こしているものではなく、景気を向上させようとしている国内の空気に、トレンドに敏感なアーティストやディレクターが、必然的にその空気に敏感に反応した行動の現れではないでしょうか。

このまちおこし向上の流れを誰もが実感できたのが「君の名は。」であり、日本のアニメは今や世界に通用する「ジャパンブランド」として認知され、その企画力や制作技術は他の追随を許さないアドバンテージとなりました。

 

君の名は。がヒットした背景には、地方創生の政策が始まって政治主導での限界を感じる中で、ジャパンブランドとして認知度が上がってきたアニメ文化の、地域の特色を核にした作品が次々と注目されたことがあります。

今までNHKの連ドラでしか継続されてこなかった、地域の特色を活かす手法をアニメ業界が取り上げたことで、最も行動力があった「オタク」や消極的だった若い世代に火をつけ、トレンドが盛り上がって地方創生の動きを揺さぶった結果が、君の名は。の大ヒットにつながったわけです。

 

もう一つ、そもそもそのきっかけを作ったアニメ「エヴァンゲリオン」の監督、庵野秀明氏の「シンゴジラ」の公開が、君の名は。とタイミングがシンクロし、爆発的な話題集中を生んだのも、地域おこしにとって幸運でした。

このエヴァンゲリオンから始まった地域の特色に注目する空気は、まちおこしにとってのファーストウェーブであり、皮肉なことに本来主導的立場であるはずの安倍政権さえこの流れに乗っかったのは皆さんご存知の通りです。

 

今まで主導的立場であった政治が迷走する中でさえ、何とか上向こうとするトレンドを逃すまいとする、民間パワーは間違いなく存在していて、更に若い世代がその中心にいることは、想像していたよりとても頼もしいことです。

戦後世代が築いてきた世界規模の経済的アドバンテージを引き継ぎ、その礎を基に築いてきたた日本の文化や知財を育て、いよいよ発展させる段階に入ってきたと言えるでしょう。

 

日本人は明治維新くわえて第二次世界大戦によって、グローバルな位置づけでは極東の一小国という認識を、ことさら植え付けられそれを当たり前だと思うに至ってきましたが、世界一の立場を望むのは横柄にしても、間違いなく世界に不可欠な国としての存在感を示せるまでになったのは、紛れもない事実。

このことからも間違いなく日本の未来は明るいと言えるでしょうし、私たちはこの実績に自信と誇りを持って、過度に自己を卑下せず世界と渡りあうべきで、今回紹介した「ジャパンブランド」のローカライズ手法が、いよいよセカンドウェーブに入ろうとする今年の春は、とても心地よい春となりそうです。