くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

外人観光客のキタイと、それを迎える日本側のホンネ

東京は順調か、それ以上に地方は?

東京オリンピックに向けて、東京のインフラ設備拡張の効果は順調のようで、あとはその勢いでインバウンド観光客の足を地方へ回して行けばいいと思いきや、その実はそんな簡単に行くものかと、昨年の東京都内の誘致準備の障害に心配にもなります。

また、普段ニュースで流される東京オリンピックによる、インバウンドでの経済波及効果は最低限の成果として、地方への良い波及にはほど遠く感じたり、オリンピック効果に疑問視する方も少なくないのではないでしょうか。

 

ようやく国内はデフレ脱却効果が見え始め、私たちの購買意欲を前向きにさせつつあるのですが、デフレ慣れしてしまった国民はおいそれとバブリーな空気を、以前の様に味わう準備ができていません。

被災害支援者や貧困家庭の十分な保護もできていないという意識の配慮もあるかもしれませんが、もう数年先には新年号を祝う時代であり、オリンピックというカーニバルも待ったなしの段階に入っています。

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地方観光、実よりはあるのか?

報道からはその恩恵を思わせる話題はあまり見受けられませんし、地方の活性化努力は、東京のそれとは財政面でのハンディもあってその差は開くようにしか見えず、むしろオリンピック効果を期待できないまま、地方の自助努力で効果を作り上げるのが現状です。

それでも地方はこの勢いを少しでも利用して、限られた財政の中で相乗効果を生んでいくしかないでしょうし、前向きな意識を持ち続けるしか突破口は無さそうです。

 

さて、その相乗効果が期待できるピークとなるオリンピック開催年までカウントダウンも始まるまで差し迫った今年に、地方自治体はどうすればいいのでしょうか?

例えば愛知県などは、堅調な産業で景気は持ちこたえているものの、大村愛知県知事が意気込んでいる、観光立国とまで比喩する施策は、資産潤沢な東京に比べとても順調とは言い難いものです。

 一から強化を進める愛知県でさえこの状態ですから、経済地盤の手薄い地方はその下地作りの過酷さは、想像を超えるほどと察することができるでしょうから、本来地方創生は地方主体として立ち上げたとはばからなかった元創生大臣が、現政権からフェードアウトしていったことからも、本来イメージしていた創生事情とは変わっていることを、改めて自覚しなければならないでしょう。

 

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 ここで参考にしたいのは、当時の危機感を自助努力で地方観光の姿勢やあり方について、ポジティブに改善して成功した誰もが認める観光地に学べそうです。

 それは京都府の事例なのですが、京都は元々歴史上の話題や国宝級の史跡も多いため、東京のように黙っていても観光客が集まる羨む地域だと思われがちですが、その実京都は明治以降、自助努力の観光施策を徹底した事で、今の地位を獲得しているという事実でしょう。

 

その経緯は以外に知られているそうなので、ここで詳しく取り上げませんが、明治維新以降天皇の居場所を東へ移されて以来、京都の日本の中心的役割は完全に失って、単なる地方都市になりさがる危機を迎えた時期があったそうです。

当にそれは、今の地方創生の危機に重なるような事態だったのですが、地元の資産家や有志の果敢な地元復興の工夫や努力によって、自ら観光都市を目指しシステム化していった結果、今の京都があると言われています。

 

この事実は、地方観光の雛形としてはとても身近な事例であり、史跡数のハンディはあるかも知れませんが、地元が持っているポテンシャルを、地元愛を持って総力を結集した結果としは、地方都市のあるべき姿の好例に間違いありません。

地元愛をモチベーションに地元の問題に向き合って、カイゼンから学ぶことで地方の人が心から笑顔になって、日本の魅力に期待してやってくる観光客の満足度につながっていくということです。

 

 外人観光客への日本のホンネ

東京都のインバウンド観光対策はあくまできっかけであり、そのきっかけを最大限に生かせるかは、TVなどで訪日外国人をネタにした番組も人気なように、このチャンスに彼らの地方への興味と本音をしっかり押さえ、地元の課題とすり合わる協力体制が不可欠です。

そのうえで、住民の安住も大切ですがその思いを押し付けないよう、笑顔で受け入れ正しい生産性を上げられるように、外国人増加の現実を前向きにとらえ、もてなす側としての日本人のホンネを見直す絶好のタイミングなのかな、と考えてもみるわけです。

  

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