くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

メイカーズピア店舗撤退、の真相、原因は地元に?

 名古屋市港区の金城跡地で今年の4月にオープンした「レゴランド」。

その知名度の大きさを見越して近隣空き地の有効利用に、併設モールとして鳴り物入りで、レゴランドより先行オープンした「メイカーズ・ピア」が、5月時点の売り上げが伸びなかったとの理由で、数店舗の撤退がニュースされた件で記事ります。

 

メイカーズピアで店舗の撤退相次ぐ 名古屋 | CBC NEWS(CBCニュース) | CBCテレビ

hicbc.com

 

  そもそも事前取り決めでどの程度タイトな目論見があったのかわかりませんが、レゴランドに対しが今月末で100万人入場者達成の発表があったこと片しても、決してレゴランドに責任があったとは考えられないし、むしろレゴランドの勢いを十分に活かせなかったのじは、運営会社の責任としか言いようがないですよね。

 

 その運営会社は、レゴランドとは独立したイベント運営で盛り返すとの話ですが、本来売れ行きをレゴランドに丸かぶりというのはおかしい話ですし、もとより独自で運営し利益を上げるのが筋なので、なぜ今更のように、言い訳のように発表があったのでしょうか。

 この話は、メイカーズピアに関わらず国内の企業運営の失態話に往々に見受けられる特徴と言えるかもしれないと思って、取り上げました。

 

 その背景には、共通のビジョンとして、起業時の運営計画自体が計画通りにできていないことを感じさせます。

 計画通りにいかなかった原因は、さまざまあるでしょうが、5がつにすでに雲行きがおかしかったと分かっていたのなら、その時点で対策を取っていると思うのですは、今回の2度目の改善が活かされるかどうかは、1度目の失敗をどう分析したかにかかっています。

 

 その反省も含めて、今後の2度目の改善ロードマップは、関連企業はもちろん自治体の名古屋市や、できれば市民にもある程度説明してほしいものです。

 これは、事業を透明化して、公共事業がらみでもよくあった不正の発見や、問題発覚時にスピード対処できる効果が期待できるからです。

 

 名古屋市民としては、土地貸借料さえいただければ痛みはないのですが、名古屋市としてはイメージダウンのデメリットは看過できませんから、それなりにプレッシャーはかけていかなければなりません。

 なにより運営会社としても元を取らなければならないわけですし、いざ失敗した時の逃げが効くように何でもかんでも非公開というのは、今話題になっている某大手企業の身売りと同じ隠蔽体質の二度塗りとなりかねません。

 

 悪しき慣習は、こうした問題発覚時に、他人事とせずどんなに小さなことでも、思い当たれば改善する姿勢は必須です。

 それを分かっていてしないのは、その時点で博打でしかなく好転するはずがありませんから、名古屋市民としてはお膝元の問題くらいには一言二言言わさせてもらってもバチは当たらないんではないでしょうか。

 

 ただでさえ、レゴランドは成功しない風の風評が流れているので、正直なところ気が気ではありませんし、それ以外の施策が原因で失敗したなどと後ろ指さされるのも心外ですよね。

 しかも、運営会社が地元企業なら尚更で、地元産業連携の成功事例と言われるように、良くも悪くも手堅さで定評のある愛知県企業らしく、あわてずじっくり上向きを目指してほしいです。