くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

日本文化を愛でる習慣

 

御園座が閉店して久しい、御園座というのは東京でいう歌舞伎座のようなポジションの施設(ビル)でして、中日ビルと併せて名古屋での日本演芸娯楽場ですが、近年復活した大須演芸場とも併せて、地域のファンに知られた一大施設です。

ようやく御園座もリニューアルが進み、ビルのほとんどが完成に近づいていますので、先ごろオープンしたテラッセ納屋橋との相乗効果で、名駅と栄にある地の利を生かした文化の発展に活躍しいてくれそうです。

 

ということで名古屋城木造化の話題も大事ですが、本来この地域が大事にしてきた日本文化歴史の話題も大事です。

観光ブームに乗っかるのは良いのですが、地に根ざして、新しい世代にも関心を持ってもらえる文化的な、教育や準備の方がっもっと大事です。

 

 

平成中村座、8年ぶり名古屋城へ 勘九郎さんら兄弟抱負:朝日新聞デジタル

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将来を眺めて見ますと、私たちの国は欧州に比べれば小さいにしても、外国人の流入出が格段に増えることになると容易に想像がつきますが、その一方でより日本人らしさを意識する機会もより増えてくると考えられます。

その変化の中で、日本を代表する芸能である「歌舞伎」における積極的な変化は、多くの話題の中でも目をひくほど、大きな変化として注目されているようです。

 

上の記事でも江戸歌舞伎の大御所「中村屋」が、名古屋ゆかりであることもあって、名古屋との積極的な関わりを持とうとする動きですし、また演舞内容もインドの古典をモチーフにした作品も公開するなどの、伝統に固執しないいわゆる「温故知新」を実践している好例です。

また規模は小さいにしても、名古屋でも大須演芸場は復帰後も積極的に関西の芸能陣とタッグをくんで、落語など中心に漫才などでの文化交流を積極的に進めながら、若い層のファンを増やす活動は、目をひくものです。

 

こうした日本芸能面からみて、次世代の担い手が積極的にこれからの価値観を模索し始めていて、少しづつではありますが新しい時代への答えを見出そうとする動きが、ここ名古屋でも進んでいるのは、とても励みになるものでしょう。

日本芸能は、海外観光者の目をひく話題としては比較的ポピュラーなものだけに、私たちが日本人としてのアイデンティティを再認識するキッカケにしたいものですが、同時に海外文化や慣習がそれ以上に流入する現状も事実です。

 

古臭いと言われるかもしれませんが、ここ10年ほどで定着しつつあるハロウィーンの慣習は最たるもので、本来の期限や意味を考えるとここまでのめり込むのはどうなんだろう‥‥と首をかしげてしまいます。

本来祭り騒ぎが大好きな性分の我々が、その祭り気分に飛びつくのは当然といえば当然ですが、その性分がストレートに反映されている名古屋で広がる「どまつり」イベントなども、大いに全国の参加者が集ってもりあがっているのを見ると、まんざら捨てたものでもないとも思います。

 

日本が国際化の輪を広げて、参画していく上では今後より「日本らしさ」が大事なことだと思うのですが、現状一部をのぞいて中核層は基より若年層までもが、留学・出向など海外進出に消極的だと嘆かれているようです。

たしかに国内事情として、教育や仕事をする場において国や企業からの、海外展開への投資が伸び悩んでいるのがネックだとは考えられますが、新政府は国民の活躍の場としてこの方面の予算投資を始めるとしています。

 

その間に、民間でも引き続き受け入れの準備を進め、日本人としての心得を確かめていく必要がありそうです。

 

 

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