くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

日本のお家芸? ハイブリッド車に見える危機感

 ハイブリッド車固執していたトヨタ自動車もホンダも、流れに逆らえずにEV車の本格参入を始めたニュースから、少し日が立っていますが、両社の問題解決スタンスは異なり、トヨタは国内マツダと協業し、ホンダは主戦場の中国企業との合弁を選択したようです。

 この違いはそれぞれの市場規模と資本力に比例する、極めて現実的で妥当な選択となったわけですが、果たして両社は参入の遅れをどのように挽回するのでしょうか。

 

ホンダ、中国向け新型EVを現地合弁会社3社で共同開発 2018年投入予定 | レスポンス(Response.jp)

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  日本の産業技術を褒めたいし、事実スゴイものであるのは、今更言うまでもないないことではありますが、国内市場に投入されているものに関して、言えば、海外市場へのアピールには全く効果を得られていない場合が多いようです。

 数値的に示していないので、無視されそうですが、世界の自動車技術のトレンドがハイブリッドテクノロジーにほとんど向いていない事実からして、数値化して示すまでもないでしょう。

 

スズキ 新型スイフト ”フル”ハイブリッド試乗レポート|2種類のハイブリッドが併売される理由(1/3)|試乗レポート【オートックワン】

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 しかしながら、相変わらず国内でのハイブリッド神話は健在で、各メーカーが無視できない市場として、競争を怠っておりません。

 この現象は、おそらく綿々と続いてきた、自動車の燃費競争の結果だと思われますが、それにしても一時のエコブームに乗ったハイブリッド車の人気は、メーカーの世界市場を無視した過度な競争を生み出し、開発予算の浪費につながる危険性をはらんでいます。

 

 十自動車産業は、かつて光岡自動車のような、コアな市場で生き抜く選択をしない以上、世界全体のニーズをとのバランスを考慮した製品開発は不可避であるにも関わらず、国内市場の目は、それを許そうとしないかのように、国内ユーザビリティの質を下げることを許そうとしないのは、当然と考えるべきか、問われているのではないかと思われます。

 

 超巨大化したトヨタ自動車でさえも、その苦しみにもがいており、技術の新しい市場性を、こんなことで模索もしているのです。

 

トヨタがヨタハチ ガスタービンハイブリッドを出展!オートモビルカウンシル2017|自動車ニュース【オートックワン】

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 少なくとも、国内では、かつての勢いらしいものは無く、それでも健気に注目度を維持しようと枯れ場での競争を止めない状態とは、どういう異常な状態なのか、状況の事変化をユーザーにいかに理解してもらって、早く市場の正常化を図ることこそ、本来業界に関わる側の最優先事項ではないかと、字感じる昨今です。

 

 この危機感は、隣の大国中国がこの市場でも急激に台頭している、今だからこそ感じてしまうものかもしれませんが、規制をかければ市場が守られるなどという古い考え方や、安易さから早く脱却しています強い日本になって欲しいものです。