くろま流 × NAGOYA式 ブログ

地域産業・観光を広い目線から、東海・名古屋あるあるをリサーチ。

テスラと言う電気自動車の申し子

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 海の向こうのお隣大国では、国を揚げて電気自動車の標準化を進めているそうな、広大な市場に群がる海外メーカーも、基準対応に躍起になっておるそうな。

 かの地のモーターショーでの国内メーカーの進化(パクリ)度は完成の域に達し、海外メーカーのそれは小規模で影が薄く、また残念ながら我が国の大手自動車メーカーは、あのT車も完全に出遅れる始末で、大国の市場をでトップを取るのはほぼ不可能とのお話。

 

テスラ、国内最大規模の直営店「テスラ名古屋」を6月3日オープン - Car Watch

car.watch.impress.co.jp

 

 さてと、そんな状況で名古屋市にもようやく、米電気自動車大手テスラモータースがディーラーを、オープンさせるとの話題が出たのは偶然では無いのでしょうが、このジャンルで唯一成功をおさめる同社であっても、中国市場での販売競争は困難を極めるでしょう。

 中国政府は、独特の法改正を敷いており、国内メーカーも数え切れない新興企業がひしめいているために、たとえ海外で成功をおさめたメーカーであっても、国内事情を熟知した国内メーカーとは、スタートラインで大きなハンディを背負っているからです。

 

 日本メーカーは、トヨタにしては中国市場とは折が合わないのか、やることなす事順調にはいかない始末で、そもそも電気自動車の分野においては、日産やホンダに出遅れている感が否めません。

 それでも膨大な資金力で帳尻を合わせてくるでしょうが、今からそれでは遅いと心配されていて、まだ割り切って中国市場に力点を置かずに、インドや東南アジア中東市場でシェアトップを狙うほうが、合理的だとも考えれます。

 

 電気自動車は、今まで主流だったレシプロエンジン車とは異なって、エンジンの技術が必要なく新興企業参入が容易と言われていた市場ですので、いま中国で起こっている産業の下克上は、以前から容易に想像できた話でした。

  ところが、中国がここまで市場拡大を推し進める事を気付かなかったのか、市場を甘く見ていたのか、日本のみならず世界大手でも慌てて本腰を入れる姿が、同国で開催された上海モーターショー2017で顕になっています。

 

 もしかしたら、中国政府の計算ずくだったのかもしれませんが、同国は自分の手の内は巧みに後出しジャンケンする上に、途中で平気でルールを変えてくるので、こういったわがまま政策に、国内メーカーも同条件とは言え、慣れている分だけ海外メーカーより歩があるでしょうね。

 中国市場だけは、郷に入れば郷に従えだけでは通用しない特殊性が甚だしいだけに、いかに現地中国人のブレーンを活かせるかは、メーカー各社頭の痛い問題だと思われます。

 

 元々中国側としては、CO2削減や公害対策と新たな工業分野の国内需要拡大の目的が根底にあったと言われますが、それにしてもここまで一気に進めようとする、リスクを省みない政策は、恐ろしい程の垂直思考をどう解釈するか、今しばらく海外メーカーは頭を悩ますかもしれません。

 かと言って引き際も鮮やかだけに、ある一種の割り切りが無いと政府の思うままに振り回され、利用されて終わってしまうだけに、先にも述べたように撤収を早期に図るか、気長に確実に市場に食い込んでいくのが懸命なのでしょう。

 

 ただ、世界全体で自動車生産・販売のほぼ半分を占めるこの巨大な市場は、少なからず他の市場に影響を与えるだけに、デザイントレンド始め技術力や交通インフラの行方を占うについて、大いに盛り上がっていくでしょう。

 それによって、愛知県などの機械産業が主産業は、良くも悪くも影響を受けながら成長できる道を上手に、模索していかなければなりません。