くろま流 × NAGOYA式 ブログ

東海・名古屋からまちおこしヒント探し始めて、結局国際経済のしくみに行きついた

名古屋って、福祉の満足度結構良いんじゃない?

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 ニュースなど世間で、貧困による教育格差が激しいだとか、高齢化社会化でお一人様が孤独死したり、子どもを保育園になかなか入れられない待機児童が問題になっていますが、国は経済の安定化を優先させる政策が目だって、私たちを不安にさせたりします。

 国なりに努力しているアピールは感じるものの、景気上向き感もまだまだ実感が沸かない人も多いので、相変わらず収入を消費に回したくなるには、時期尚早に思ってしまいますね。

 

bylines.news.yahoo.co.jp

 

 高齢化が進んでいくことで、今まで通り生活するにも移動手段に公共機関が思うように機能しておらず、自家用車を運転する高齢者は多く事故が目だっていますが、危なっかしくても背にはらを変えられず、従来の交通マナーだけでは解決が難しく事情も複雑になっています。

 

高齢者を乗せた無人タクシーが愛知県の公道を走行…「交通弱者」への対策として期待も | 介護ニュース | 介護ぱど

 

 まずは交通福祉の改善が進むかどうかで、高齢化問題の解決がスムーズにいくかの分岐点になると筆者は考えていて、今時の高齢者は今後も自活できれば自活したいと積極性を示す人が結構多いので、その自活を公共機関の工夫と新しい補助業務を検討して、うまく補えるかがカギになります。

 この福祉業務は、北欧の手厚い福祉業務に近いイメージですが、日本は税金で賄い切れない分NPOなどの民間企業を上手く育てて事業化しなければいけませんが、人口減で税金増加も直ぐには期待できませんので、既存の自治体業務も含めて、可能な事業はできるだけ公務員でなく民間雇用で採算がとれる程度に自治体が制度整備をお膳立てする必要があります。

 

 このお膳立ての仕組みの参考になるのが、今話題になっている保育士雇用制度であり、今この制度は残念ながら給与が見合わないために、せっかく人材は居るのに生かせていない現状ですが、関係者が給与面での落としどころを協議して、儲からないにしても生活は保証できるラインを探し出せれば、これが福祉事業のモデルになります。

 

p-kaigo.jp

 

 世の中には儲けたくて仕方のない人がいる一方で、そこそこでも安定した生活を望む人も少なくありませんので、納税面での優遇とセットで、その分社会奉仕優先の福祉業務への選択肢は、結構多くの雇用を生み出すでしょう。

 名古屋市に住んでいると、それがまんざら実現不可能ではなさそうな気になるのは、この地方に住む人の堅実性のせいかもしれませんが、全ての人に強制できる話でないにしろ、現実的な選択になりそうな気がしませんか?

 

 筆者の高齢者介護の経験からしても、名古屋の「住みやすさ」のスペックは高いと実感できますので、言えばきりがないのですが、住みやすさについての他の地域とも共有しながら、制度の統一化を進められるきっかけに役立てばいいのではないでしょうか。

 日本は特に「良いモノ」と評判が広まると、とにもかくにも集中してしまう傾向が高いように思いますが、そのせいか東京に過度の集中や偏りが発生している現状は、長い目で見れば決してプラスにならない気がします。

 

www.city.nagoya.jp

 

名古屋市:名古屋市軽度・中等度難聴児補聴器購入費助成事業(暮らしの情報)

 

  このような新しい制度を、愛知県など東海地方は大事にしてきましたので、住みやすさではどこにも負けない地域として評価されてきましたし、これからも派手な遊べるところよりも安定を求める人たちは、この地域に集まってくるでしょう。

 よくもわるくも「無難」な点は賛否両論あるかもしれませんが、この無難さが必要な地域はたくさんあるのではないでしょうか。

 

  住まう実験場としては、外国人の定住希望者の受け入れ問題でも、産業発展地である東海地方は、外人労働者の多い地域でもあり、決して順調でないことも多々ありますが、さらに今後増えるであろうかれらとの共存する生の姿を絵実感できる、先見の地でもあると思っています。

 観光者もこれから激増する前に、国内で起こるであろう問題を少しでも早く実感して、感じた問題を少しでも多くの地域で共有していく姿勢が大事であり、それこそ限られた人材を有効に使える手立てになっていくでしょう。

 

wired.jp

 

 どの国でも住みやすい地域を願うのは、当然の欲求であり、しかしながらそれを得るためには、少なからずそれ相応の問題に直面し、それをその地域ごとの解釈で解決しなければなりません。

 その問題解決にどれだけ時間がかかるのか、それはまだ読めませんが、どうせ直面しなければならない問題なら、早めに直面してその分問題解決に時間を充てる方が合理的ですし、そういった献身的な気質を日本人は 昔から持っていると思っています。